RS3-036|歴史総合・日本史探究 対策問題
1936年2月26日に陸軍青年将校が起こしたクーデタ未遂事件の結果として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
軍部の政治的発言力がいっそう強まった
背景・因果
二・二六事件で皇道派青年将校らは高橋是清蔵相・斎藤実内大臣らを殺害した。反乱は鎮圧され首謀者は処刑されたが、事件後に成立した広田弘毅内閣は軍部大臣現役武官制を復活させるなど、軍の発言力はかえって増大した。
覚えるポイント
「反乱は失敗したのに軍の力は強まった」という逆説が出題の核心。五・一五事件(1932年・犬養首相暗殺=政党内閣の終わり)との区別も必須。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「陸軍が解体された」
陸軍は解体されず、反乱部隊・皇道派が処分された一方、統制派が主導権を握った。軍組織全体は政治的影響を拡大した。
② ❌ 誤答「首謀者は全員無罪となり英雄視された」
首謀者は軍法会議で処罰され、青年将校らは死刑となった。全員無罪で公的に英雄視されたのではない。
③ ✅ 正解「軍部の政治的発言力がいっそう強まった」
二・二六事件は鎮圧されたが、その後は統制派を中心に陸軍の政治介入が強まり、軍部大臣現役武官制復活などで内閣への影響力が増した。
④ ❌ 誤答「政党内閣が復活した」
事件後に政党内閣が復活したのではなく、岡田内閣が総辞職し軍部の発言力が強まった。政党政治の後退が進んだ。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。