DA-S30情報Ⅰ 対策問題

データの活用思考・計算

全校生徒600人の意見を推測するため、100人の標本調査を行いたい。標本の選び方として最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

無作為抽出(全員が等しい確率で選ばれる抽出) の実践を問う問題です。「全員に等しい選ばれる確率」を作る具体的手段を選びます。

解説

全校生徒600人(母集団)の意見を100人(標本)から推測するには、標本が母集団の縮図になっている必要があります。その原則が無作為抽出——母集団の全員が等しい確率で選ばれるように抽出することです。

無作為抽出を実現する具体的な手順が、選択肢1の「全校名簿+乱数」です。(1)母集団全員が載った名簿を用意する、(2)乱数(コンピュータの乱数や乱数表)で番号を選ぶ、(3)選ばれた100人に回答してもらう。名簿が「全員が選ばれる対象に入っている」ことを保証し、乱数が「人の意図が入らない選び方」を保証します。

他の選択肢は、いずれも特定の性質を持つ人が選ばれやすい偏った抽出です。図書室の利用者は読書・自習の習慣に偏り、自発的な応募は「その話題に意見が強い人」に偏り(ネット投票の結果が世論とずれるのと同じ構造)、運動部だけでは文化部や帰宅部の意見が入りません。重要なのは、こうした偏りは標本の人数を増やしても解消しないことです。

共通テストでは、複数の抽出方法を並べて最も適切なものを選ばせる形や、偏った調査の問題点を指摘させる形で出題されます。「名簿(全員が対象)+乱数(意図が入らない)」の2点セットが正解の目印です。

選択肢の確認

1.○ 名簿で全員を対象にし、乱数で偏りなく選ぶ無作為抽出の正しい実践。
2.× 図書室の利用者は読書・自習の習慣がある生徒に偏る。
3.× 自発的な応募は意見の強い人に偏る(自己選択による偏り)。
4.× 運動部だけでは母集団(全校生徒)を代表できない。

ここだけは覚えよう

無作為抽出=名簿+乱数で全員に等しいチャンス — 場所・応募・特定集団の抽出は偏り、人数を増やしても直らない。

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