DA-S13|情報Ⅰ 対策問題
全校生徒の意見を調べるため、放課後に図書室にいた生徒30人にアンケートを取った。この調査の問題点として最も適当なものはどれか。
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正解: 1
正答
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この問題のポイント
標本の偏り(選択バイアス) を問う問題です。標本は「数」より「選び方」が本質です。
解説
知りたい集団全体(全校生徒)を母集団、実際に調べる一部を標本といいます。標本調査の結論を母集団に広げてよいのは、標本が母集団の縮図になっているときだけです。
「放課後に図書室にいた生徒」は、読書や自習の習慣がある、放課後に時間があるなど、全校生徒とは違う特徴を持つ集団に偏っている可能性が高い標本です。このような選び方による偏りを選択バイアスといい、たとえ人数を増やしても偏りは解消しません。ここが重要で、「30人だから駄目」なのではなく「図書室で選んだから駄目」なのです。
偏りを避ける原則が無作為抽出です。全校名簿から乱数やくじで選べば、全員が等しい確率で選ばれ、標本は母集団の縮図に近づきます。
共通テストでは、「駅前で聞いた」「ネット投票で募った」「答えたい人だけが答えた」など、その場にいた人・答えやすい人に偏る調査を示し、問題点を指摘させる考察問題が出ます。「その場所・方法だと、どんな人が標本に入りやすいか」を想像するのが解く手順です。
選択肢の確認
1.○ 図書室利用者という偏った集団からの抽出で、選択バイアスが生じている。
2.× 30人という数が問題なのではなく、選び方の偏りが問題。統計処理自体は可能。
3.× 紙かウェブかという媒体は偏りの本質と無関係。
4.× そのような事実はなく、調査の問題点でもない。
ここだけは覚えよう
標本は数より選び方 — 偏った場所・方法の抽出は人数を増やしても直らない。無作為抽出が原則。