KM-49|情報Ⅰ 対策問題
令和8年度本試験 第4問 問1 Tさんは、桜の開花日をまとめた表1において、2021年の南大東島の開花日に「0」が入力されていることを見つけ、南大東島はその年に開花日の記録がない観測点であることがわかった。つまり、表1の「0」は【 イ 】を意味するので、Tさんは表1から【 イ 】が含まれる行を除外したデータを用いることにした。 Tさんはまず、4月1日より早く開花した観測点の数が、年ごとにどのように変化しているかを見るために、【 ウ 】とした折れ線グラフにより可視化し、変化の傾向を把握した。 空欄イ・ウに入れる組合せとして最も適当なものを選べ。

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正解: 1
正答
1
問題の整理
データ分析の2つの基本が1問に詰まっています。
- 前処理: 表の中の「0」(記録がない印)をどう扱うか
- 可視化: 見たい変化に合わせてグラフの軸をどう決めるか
紛らわしい用語も整理しておきます。欠損値=記録がなく値が入っていないデータ。代表値=平均値・中央値など、分布を要約する値。乱数=シミュレーションで使うランダムな数。
解き方
イ (「0」の意味): 南大東島の2021年は開花日の記録自体がありません。記録がない=値が欠けているデータなので、これは欠損値です。欠損値を含む行を混ぜたまま平均などを計算すると結果が狂うため、「欠損値を含む行を除外してから分析する」のは前処理の定番です。
ウ (グラフの軸): 見たいのは「4月1日より早く開花した観測点の数が、年ごとにどう変化しているか」です。
- 変化を追いたい単位が「年」→ 横軸は年
- 数えたいものは「4月1日より早く開花した観測点の数」= 各年の3月末までに開花した観測点の数 → これが縦軸
横軸を「月」にすると年ごとの変化がそもそも描けません。また「4月に開花した数」では「4月1日より早い」という条件を数えられません。「見たい変化の単位を横軸に、数えたい量を縦軸に」——グラフ設計の原則どおりに選べば正解に到達します。
選択肢の確認
1.○ 記録なし=欠損値。年ごとの変化=横軸が年、3月末まで=4/1より早い。
2.× 代表値は平均・中央値などの要約値で、記録なしの意味ではない。
3.× 乱数ではない。「4月に開花」では条件と数える対象がずれる。
4.× イは正しいが、横軸が月では年ごとの変化が見えない。
ここだけは覚えよう
記録なしの「0」=欠損値は行ごと除外が定番 — グラフは「見たい変化の単位を横軸に」置く。