KM-51情報Ⅰ 対策問題

共通テスト過去問チャレンジ令和8年度 本試験

令和8年度本試験 第4問 問4 Tさんは、2月1日以降に平均気温が氷点下(0℃以下)であった日が存在する観測点(氷点下観測点)の開花推定日を補正できないかと考えた。1年間のデータだけでは足りないと感じたTさんは、ある3年間の気象データを用いて、各年の気象データから氷点下観測点を抽出し、2月1日以降に平均気温が氷点下であった日数(氷点下日数)を数えた。次に、抽出された3年分の氷点下観測点について、氷点下日数と400度開花差の散布図と回帰直線(図3)を作成した。回帰直線の方程式は、次のとおりである。 (開花差の予測値) = 0.55 × (氷点下日数) + 5.48 Tさんは、開花差の予測値の小数第1位を四捨五入した値(補正日数)を用いた次の補正方法により、実際の開花日に近い補正日(400度補正日)が得られるのではないかと考えた。 補正方法: 400度開花推定日から補正日数分さかのぼった日を400度補正日とする。 さらに、Tさんは新たに別の年のデータを取得し、この補正方法を試した。観測点Xにおいて、400度開花推定日が4月23日、氷点下日数は18日であった(なお、観測点Xの実際の開花日は4月12日であった)。観測点Xの400度補正日はいつか。最も適当なものを選べ。

KM-51の問題図版
解答・解説を見る

正解: 2

正答

2

問題の整理

「寒い地点では400度の法則の推定が遅れがち」という観察から、氷点下日数を使って推定日を補正する方法を試す問題です。手順は3ステップに分解できます。

  1. 回帰直線に氷点下日数を代入して、開花差の予測値を出す
  2. 予測値の小数第1位を四捨五入して「補正日数」にする
  3. 400度開花推定日から補正日数ぶんさかのぼる

解き方

観測点X (400度開花推定日=4月23日、氷点下日数=18日)に手順を適用します。

  1. 代入: 0.55 × 18 + 5.48 = 9.9 + 5.48 = 15.38
  2. 四捨五入: 15.38 → 15日 (補正日数)
  3. さかのぼる: 4月23日の15日前 → 23 − 15 = 8 → 4月8日

実際の開花日は4月12日でした。補正前の推定(4月23日)は11日ずれていましたが、補正後(4月8日)のずれは4日。大幅に実際へ近づいた=うまく補正できたことが確かめられます。

注意すべきは丸めるタイミングです。「予測値を計算し終えてから四捨五入」が指定の手順で、途中で丸めると結果が変わることがあります。また「さかのぼる」は引き算です。足してしまうと5月方向へ進んでしまいます。

この問題の流れ——モデル(400度の法則)のずれを見つけ、別の変数(氷点下日数)で補正し、新しいデータで検証する——は、モデルを改善していくデータ分析のプロセスそのものです。

選択肢の確認

1.× 補正日数を18日(氷点下日数のまま)としてさかのぼった値。
2.○ 0.55×18+5.48 = 15.38 → 15日、4/23の15日前 = 4/8。
3.× 4月12日は実際の開花日。計算結果ではない。
4.× 補正日数を8日と誤った場合の値。

ここだけは覚えよう

予測→丸め→日付計算、の順番を崩さない — 「さかのぼる」は引き算。丸めは最後に1回。

関連問題

KM-50KM-52