KM-59情報Ⅰ 対策問題

共通テスト過去問チャレンジ令和8年度 追・再試験

令和8年度追・再試験 第1問 問4a 新聞部では学校新聞の記事を作るため、学園祭の来場者に良かった企画についてのアンケートを実施した。10年前にも同様のアンケートを実施していたことから、10年前と今回とで、来場者の年齢層・住所や人気の企画を比較することになった。10年前と今回のアンケートの回答を表計算ソフトウェアを用いて表にすると、それぞれ表1と表2のようになった。 10年前は、来場者の住所を市内の町名まで詳しく聞いていたが、今回は市名しか聞いていない。また、年齢の代わりに年齢層(10歳刻み)を表す数値を記録している。今回このようにした意図として最も適当なものを選べ。

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正解: 2

正答

2

問題の整理

アンケートの聞き方を「詳しく」から「粗く」に変えた理由を考える問題です。町名まで+正確な年齢と、市名まで+年齢層——この違いが何をもたらすかがポイントです。

解き方

「X市A町に住む17歳」という組合せは、当てはまる人がごく少数になり得ます。ほかの回答内容と突き合わせると個人が誰なのか特定できてしまう危険があるのです。

そこで、住所を市名までに、年齢を10歳刻みの層に粗くすると、同じ条件に当てはまる人が大勢になり、回答から個人を特定することが難しくなります。これは個人情報保護の考え方で、データを集計に必要な粒度まであえてぼかす(匿名化・抽象化する)という実務でも使われる手法です。

選択肢1と4は方向が逆です。データを粗くすると分析は「精密」ではなく「大まか」になり、問合せ結果も詳細ではなくなります。3の「比較しやすさ」は、粗くした結果として得られる面もありますが、10年前のデータは町名・年齢があるのでいつでも粗く変換でき、比較のためにわざわざ聞き方を粗くする必要はありません。意図として最も適当なのは個人の特定防止です。

選択肢の確認

1.× 粗くすると分析はむしろ大まかになる。
2.○ 該当者を増やし、個人の特定を困難にする。
3.× 比較なら詳しいデータを後から粗く変換すればよい。
4.× 問合せ結果はむしろ大まかになる。

ここだけは覚えよう

データを粗くする=個人を特定されにくくする — 集計に必要な粒度だけ集めるのが個人情報保護の基本。

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