KM-61|情報Ⅰ 対策問題
令和8年度追・再試験 第1問 問4c 表1と表2をまとめた表を見ると、多くの人に選ばれた企画が複数あった。そこでSさんは、形態や内容に着目して分析するため、全企画の一覧表(表3)を作成した。この表では形態と内容の組合せに対して識別番号をつけている。さらに、表1と表2をまとめた表の「良かった企画」の列の内容を表3の識別番号で置き換えた。 一般に、このような別表を用意して項目を関連づけることの利点として「適当でないもの」を選べ。

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正解: 3
正答
3
問題の整理
「企画の一覧表」を別に作り、回答表にはその識別番号だけを書く——これはデータベースでいうマスタ表(参照用の表)と外部キーの考え方です。この設計の本当の利点と、利点に見えるだけの誤りを区別します。
解き方
本当の利点を確認します。
- 長い企画名の代わりに短い番号を書くのでデータ量が減る ○
- 「たこ焼き」「たこやき」のような表記ゆれが起きない(番号で参照するから) ○
- 企画名を直したいときは一覧表の1か所を直すだけで全体に反映される ○
一方、「識別番号の平均や標準偏差を計算できる」は利点ではありません。識別番号はただの**ラベル(名義尺度)**であり、1001と2001の「平均1501」には何の意味もないからです。計算できてしまうこと自体はソフトの機能ですが、意味のある計算ではないので、利点として挙げるのは誤りです。
「番号だから計算できる」という見せかけに引っかからないこと——数値に見えても、それが量なのかラベルなのかを常に意識するのがデータ分析の基本です。
選択肢の確認
1.× (利点) 短い番号で参照するのでデータ量は減る。
2.× (利点) 番号参照なら表記ゆれは起こらない。
3.○(利点でない) 識別番号はラベルであり、平均に意味はない。
4.× (利点) マスタ表の1か所を直せば全体に反映される。
ここだけは覚えよう
識別番号はラベルであって量ではない — 平均・標準偏差などの計算に意味があるかを必ず考える。