NW-K09|情報Ⅰ 対策問題
公開鍵暗号方式で、受信者に秘密のメッセージを送るとき、送信者が暗号化に使う鍵はどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
公開鍵暗号方式(暗号化と復号で別の鍵を使う) の鍵の使い分けを問う問題です。「誰の・どちらの鍵か」を正確に言えるかが勝負どころです。
解説
公開鍵暗号方式では、各人が公開鍵と秘密鍵のペアを持ちます。公開鍵は誰にでも配ってよい鍵、秘密鍵は本人だけが持つ鍵で、「公開鍵で暗号化したものは、ペアの秘密鍵でしか復号できない」という数学的性質があります。南京錠に例えると、公開鍵は「開いた南京錠」を配るようなもので、誰でも箱に錠を掛けられますが、開けられるのは鍵(秘密鍵)を持つ本人だけです。
秘密のメッセージを送る手順は次の通りです。
- 受信者が、自分の公開鍵を世界に公開しておく。
- 送信者は、受信者の公開鍵でメッセージを暗号化して送る。
- 受信者は、自分だけが持つ受信者の秘密鍵で復号する。
暗号化に使う公開鍵は盗聴されても構わないので、共通鍵暗号の弱点だった鍵配送問題が解決します。「復号できる人(受信者)の鍵ペアを使う」と考えれば、どちらの鍵か迷いません。
逆向きの使い方がデジタル署名です。送信者が自分の秘密鍵で署名し、受け取った人が送信者の公開鍵で検証することで、本人が作成したこと(本人証明)と改ざんされていないことを確認できます。共通テストでは「暗号化は受信者の公開鍵、署名は送信者の秘密鍵」という向きの入れ替えが最大の引っかけポイントです。
選択肢の確認
1.○ 秘密のメッセージは受信者の公開鍵で暗号化する。復号できるのは受信者だけ。
2.× 受信者の秘密鍵は、受信者が復号するときに使う鍵。送信者は持っていない。
3.× 送信者の秘密鍵を使うのはデジタル署名を付けるとき。秘匿目的の暗号化ではない。
4.× 共有した共通鍵を使うのは共通鍵暗号方式の説明。公開鍵暗号方式ではない。
ここだけは覚えよう
暗号化は受信者の公開鍵、復号は受信者の秘密鍵 — 署名はその逆(送信者の秘密鍵)。