KM-39|情報Ⅰ 対策問題
令和8年度本試験 第1問 問4 電子メールはさまざまな機器を経由して受信者に配信される。経由する機器は場合により異なるが、ここでは図7の概念図に示すように、カオルさん([email protected])がシノブさん([email protected])にメールを送ろうとするときに、送信側のメールサーバAと受信側のメールサーバBがかかわる場合を考える。 カオルさんが、次に示す誤りの例あ〜うのようにシノブさんのメールアドレスを間違えて送信したとき、配信途中のどこかでそのメールをシノブさんに届けられないことが検出される。あ〜うのそれぞれの場合で、そのメールが届けられないことを最初に検出したサーバとその理由の組合せとして正しいものを選べ。なお、誤って指定した sinobu という文字列に対応するユーザ名やドメイン名は存在しないものとする。exmple.ed.jp という文字列についても、同様とする。 あ: [email protected] い: example.ed.jp@sinobu う: [email protected]

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正解: 1
正答
1
問題の整理
メールアドレスは「ユーザ名@ドメイン名」という構造で、配送は2段階の分担で行われます。
- 送信側サーバA: @の**右側(ドメイン名)**を手がかりに、宛先のメールサーバを探して転送する。ドメインが存在しなければ、この時点でエラー。
- 受信側サーバB: 届いたメールを、@の**左側(ユーザ名)**の受信箱に入れる。そのユーザがいなければ、この時点でエラー。
つまり「ドメインの誤りはAが、ユーザ名の誤りはBが見つける」——この分担が全てです。
解き方
3つの誤り例を分担に当てはめます。
- あ ([email protected]): @の右側 example.ed.jp は実在するドメインなので、サーバAは正常に転送し、メールはサーバBまで届きます。Bが受信箱を探した段階で「sinobu というユーザはいない」と判明 → B・ユーザ名が存在しない
- い (example.ed.jp@sinobu): ユーザ名とドメインを逆に書いてしまった例です。@の右側は「sinobu」——そんなドメインは存在しないので、Aが宛先サーバを見つけられずエラー → A・受信側ドメイン名が存在しない
- う ([email protected]): ドメインの綴りが違い(aが抜けている)実在しないので、これもAの段階でエラー → A・受信側ドメイン名が存在しない
「あ」と「う」は同じ1文字ミスに見えて、@の右か左かで検出される場所が変わる——ここがこの問題の面白さです。なお、Aがドメイン名から宛先サーバのIPアドレスを調べるときに使う仕組みがDNSです。
選択肢の確認
1.○ ドメインの誤り→A、ユーザ名の誤り→B、の分担どおり。
2.× 検出するサーバがすべて逆になっている。
3.× 「あ」はドメインが実在するので、ドメインの問題ではない。
4.× 送信側のAは相手のユーザ名の実在までは確認できない。
ここだけは覚えよう
ドメインの誤りは送信側サーバ、ユーザ名の誤りは受信側サーバが検出 — メールアドレスは「ユーザ名@ドメイン名」。