KM-38|情報Ⅰ 対策問題
令和8年度本試験 第1問 問1 情報セキュリティに関する記述として最も適当なものを選べ。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
問題の整理
情報セキュリティには3つの要素があります。
- 機密性: 許可された人だけが情報を見られること
- 完全性: 情報が改ざん・破損されていないこと
- 可用性: 使いたいときにいつでも使えること
この3要素と、法律・対策技術の「効き目の範囲」を正しく対応づけられるかが問われています。
解き方
正解の選択肢から確認します。バックアップと可用性の関係——データの複製を別の場所に取っておけば、機器の故障やランサムウェア被害で元のデータが失われても、復元してサービスや作業を続けられます。「使いたいときに使える状態を保つ」のですから、バックアップは可用性を高める対策です。この対応は正しい記述です。
他の選択肢は、それぞれ効き目の範囲を取り違えています。
- 不正アクセス禁止法が禁じるのは「他人のID・パスワードでのログイン」や「セキュリティホールを突く侵入」です。公開されているWebサイトを閲覧すること自体は(内容が犯罪につながるものでも)不正アクセスには当たりません。
- 通信速度を上げてもマルウェアの被害は減りません。速さと安全は無関係です。
- ファイアウォールはネットワークの出入口で通信を許可・遮断する仕組みです。無線LANの電波の盗聴を防ぐのは通信の暗号化(WPA3など)の役割で、ファイアウォールでは防げません。
選択肢の確認
1.× 公開サイトの閲覧は不正アクセスに当たらない。
2.× 通信速度と被害の大きさに因果関係はない。
3.○ 失われても復元できる=使い続けられる=可用性。
4.× 無線の盗聴対策は暗号化。ファイアウォールの役割ではない。
ここだけは覚えよう
バックアップは可用性の対策 — 機密性=見せない、完全性=改ざんさせない、可用性=止めない、で対応づける。