KM-96|情報Ⅰ 対策問題
令和7年度本試験 第4問 旅行が好きなUさんは、観光庁が公開している旅行・観光消費動向調査のデータのうち、2019年の結果を用いて、さまざまな観点で旅行に関する実態を分析してみることにした。表1には、地方ごとに、その地方を主な目的地として宿泊旅行をした旅行者数がまとめられている。この表では、旅行の目的を出張等、帰省等、観光等の三つに分け、それぞれの旅行者数とその合計が集計されている。 グラフを作る前に、表の各項目の尺度水準を確認したい。「地方」(郵便番号などと同じ)と「旅行者数」は、それぞれどの尺度水準か。正しい組合せを選べ。

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正解: 1
正答
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問題の整理
尺度水準とは、データの「測り方のレベル」の分類です。4種類を弱い順に並べます。
- 名義尺度: 区別するだけのラベル(血液型・郵便番号・地方名)
- 順序尺度: 順序に意味がある(成績のABC・満足度の5段階)
- 間隔尺度: 目盛りの間隔に意味があるが、0が「無」を意味しない(摂氏温度・西暦)
- 比例尺度: 0が「無」を意味し、倍率にも意味がある(人数・長さ・金額)
解き方
「地方」: 北海道・東北・関東…は互いを区別するための名前で、並べる順序に大小の意味はありません(関東>東北ではない)。問題文でも「郵便番号などと同じ」とヒントが出ているとおり、名義尺度です。
「旅行者数」: 人数です。0人は「旅行者がいない」という絶対的な無を意味し、「2000千人は1000千人の2倍」という倍率の比較にも意味があります。これが比例尺度の決定的な特徴です。
間隔尺度と迷ったら「0は無を意味するか?」「2倍と言えるか?」の2つで判定します。摂氏温度は0℃でも熱が「無」ではなく、「20℃は10℃の2倍暑い」とも言えないので間隔尺度どまり。人数・金額・時間の長さは両方OKなので比例尺度です。
尺度水準はグラフや統計量の選択にも直結します。名義尺度は度数を数えることしかできず(平均は無意味)、比例尺度なら平均も比率も計算できる——「その計算に意味があるか」の判定基準として、共通テストで繰り返し問われます。
選択肢の確認
1.○ 地方=ただの区別(名義)、人数=0が無で倍率が有意味(比例)。
2.× 地方に順序はない。人数は間隔ではなく比例。
3.× 人数は0が「無」を意味するので比例尺度。
4.× 地方に順序はない。
ここだけは覚えよう
名義→順序→間隔→比例の4段階 — 判定は「順序はあるか」「0は無か」「2倍と言えるか」。