KM-97情報Ⅰ 対策問題

共通テスト過去問チャレンジ令和7年度 本試験

令和7年度本試験 第4問 Uさんは、都道府県ごとの旅行者数と旅行目的別の内訳が集計されている表2をもとに、目的別の旅行者数の間にどのような関係があるかについて関心をもった。そこでUさんは、図2のように、各目的の旅行者数を組み合わせた散布図を作成し、相関係数を求めた。 これらの散布図と相関係数のみから読み取れることとして最も適当なものを選べ。

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正解: 1

正答

1

問題の整理

相関係数0.67〜0.84という「そこそこ強い正の相関」から、言ってよいこと・言いすぎなことを仕分ける問題です。基準は3つ——(1) 相関が言えるのは傾向まで、(2) 「必ず」は言えない、(3) 因果関係(〜すれば〜が増える)は言えない。

解き方

3つの相関係数はすべて正で、0.67〜0.84とはっきりした強さがあります。ここから言えるのは「どの組合せでも、一方の旅行者数が多い都道府県は他方も多い傾向にある」——選択肢1です。「傾向にある」という控えめな表現が、相関から言える範囲にぴったり収まっています。

他の選択肢は、それぞれ典型的な言いすぎです。

  • 「必ず多い」: 相関0.79は強い傾向ですが、例外の県は普通に存在します。「必ず」と言えるのは相関係数がちょうど1のときだけです。
  • 「観光を増やせば帰省も出張も増える」: これは因果関係の主張です。相関は「一緒に大きい傾向」を示すだけで、原因と結果は分かりません。実際には「人口や都市規模」という共通の要因が3つの旅行者数すべてを押し上げていると考えるのが自然で、観光だけ増やしても帰省が増える保証はありません。
  • 「1でないから関係はない」: 0.67〜0.84は明確な正の相関で、「関係がない」(無相関=0付近)とはまったく違います。

「傾向にある=○、必ず=×、〜すれば増える=×」——この3点セットは相関の問題のほぼすべてに通用します。

選択肢の確認

1.○ 正の相関の正しい読み方。「傾向」の範囲内。
2.× 「必ず」は相関係数1でない限り言えない。
3.× 因果関係は相関からは導けない(共通要因の可能性)。
4.× 0.67〜0.84は明確な相関。無関係ではない。

ここだけは覚えよう

相関で言えるのは「傾向」まで — 「必ず」と「〜すれば増える(因果)」が出たら誤り。

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