KM-41情報Ⅰ 対策問題

共通テスト過去問チャレンジ令和8年度 本試験

令和8年度本試験 第2問A 問3 アクセスコードを利用する方式の情報システム(アクセスコードを役所に送信することで、対応する住民証明(電子データ)を入手できる)では、アクセスコードが第三者に漏れると住民情報が流出するおそれがある。住民情報は請求者自身が提出先に伝えることができるので、そのことを利用して情報システムを図4のように改良する。図4に示す情報システムでは、確認依頼コードを利用する。なお、図4では、図の一部を「?」で隠してある。 アクセスコードとは異なり、図4の情報システムにおける確認依頼コードの性質として最も適当なものを選べ。

KM-41の問題図版
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正解: 3

正答

3

問題の整理

2つのコード方式の違いを整理します。

  • アクセスコード方式: コードを役所に送ると、住民証明(電子データ)そのものが手に入る。つまりコード=情報の引換券。コードが第三者に漏れると住民情報が流出してしまう。
  • 確認依頼コード方式: 住民情報は請求者自身が提出先に伝える。提出先はコードと住民情報を役所に送り、役所は「正しいかどうか」だけを返す。

この改良で、コードの性質がどう変わったかが問われています。

解き方

確認依頼コード方式で、コードだけが第三者に漏れた場面を考えます。第三者がコードを役所に送っても、役所が返すのは「(一緒に送られた住民情報が)正しいかどうか」の判定だけです。住民情報そのものは返ってこないので、コード単体では個人情報は手に入りません。これが「コードだけを送信しても住民情報を入手できない」——正解です。

役所の役割の変化として整理すると、「住民情報を提供する」ことから「住民情報の正しさを証明する」ことへの転換です。情報の中身は本人が渡し、役所はお墨付きだけを与える。コードと情報を分離することで、漏れたときの被害を設計段階から小さくしておく——個人情報を扱うシステムの重要な設計思想です。

なお「コードのコピーを誰も作れない」は誤りです。コードはただの文字列なのでコピー自体は防げません。防いでいるのは「コピーされたときの被害」です。

選択肢の確認

1.× 文字列のコピー自体は防げない。防ぐのは漏れたときの被害。
2.× 「コードだけで入手できる」のはアクセスコード方式の方。
3.○ コード単体では正しさの確認にしか使えず、情報は取れない。
4.× コードに住民情報は含まれない。含んだら漏洩と同じ。

ここだけは覚えよう

「情報を渡す」から「正しさを証明する」へ — コードと情報を分離すれば、コードが漏れても情報は漏れない。

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