SO-J05情報Ⅰ 対策問題

情報社会の問題解決事例判断特訓

学校の駐輪場でUSBメモリを拾った。中身を確認すれば持ち主が分かるかもしれない。対応として最も適当なものはどれか。

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正解: 1

正答

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この問題のポイント

不明なUSBメモリの危険(挿した瞬間のリスク) を問う問題です。「善意の行動」と「安全な行動」が食い違う場面の判断です。

解説

「中身を見れば持ち主が分かる」という発想は親切心から出たものですが、セキュリティの観点では危険な行動です。わざとUSBメモリを落として拾わせ、挿した人のパソコンからマルウェアを組織のネットワークに送り込む攻撃は実在し、企業や機関への侵入の常套手段として知られています。細工されたUSBメモリは、挿した瞬間に自動実行で感染させたり、開いただけで発動するファイルを仕込んでいたりするため、「中身を確認するだけ」でも手遅れになり得ます。

判断の手順は、1. 出所不明の記憶媒体は「感染源かもしれない」と想定する → 2. 自分の端末にも共用端末にも接続しない(共用PCなら利用者全員に被害が広がるので、むしろ悪化) → 3. 管理者(学校なら先生)に届け、組織のルールに沿った処理に委ねる、です。持ち主の特定は、安全な環境と権限を持つ管理者側が行えばよいのです。

この事例の教訓は、サイバー攻撃の入り口はネットワークだけではないということです。物理的な媒体や人の善意・親切心も攻撃の経路になります(人の心理を突く手口はソーシャルエンジニアリングの一種です)。「ネットにさえ気をつければ安全」という思い込みを正しましょう。

共通テストでは、セキュリティ事例の行動判断として「一見親切だが危険な選択肢」を退けられるかが問われます。「出所不明の媒体は挿さない・開かない・管理者へ」の型で答えましょう。

選択肢の確認

1.○ 挿さずに管理者へ届ける。安全と親切を両立する正しい対応。
2.× 善意でも、挿した瞬間に感染するリスクは変わらない。
3.× 共用PCは利用者全員に被害が及ぶ拡大装置になり、より悪い。
4.× 遺失物を自分のものにするのは横領であり論外。

ここだけは覚えよう

出所不明のUSBメモリは挿さない・開かない・管理者へ — 「拾わせて挿させる」は実在する攻撃手口。物理媒体も攻撃の入り口。

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