SO-J06情報Ⅰ 対策問題

情報社会の問題解決事例判断特訓

スマートフォンのゲームで、保護者のクレジットカードが登録されたアカウントを使い、高額の課金をしてしまう事例が続いている。防止策として最も適当なものはどれか。

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正解: 1

正答

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この問題のポイント

課金トラブルの予防(技術的対策+ルール) を問う問題です。「仕組み」と「合意」の両輪で予防する型を身につけましょう。

解説

スマートフォンゲームの高額課金は、未成年者をめぐる現実的な消費者トラブルです。ゲームには、ほしいアイテムが出るまで繰り返し購入したくなる「ガチャ」のような射幸性の高い(偶然の当たりへの期待をあおる)設計が組み込まれており、「自分は大丈夫」という自制心だけに頼る対策は機能しにくいのが実態です。

対策の組み立て手順は、1. 技術的な仕組みで物理的に起こせなくする — ペアレンタルコントロールで購入時に保護者の承認を必須にする、月の上限額を設定する、決済に生体認証を要求する。2. 家庭での合意を作る — なぜ制限するのか、いくらまでならよいのかを話し合い、納得のあるルールにする。3. 知識で備える — ガチャの確率表示を確認する習慣や、課金設計の仕組みを知ることが冷静な判断を助けます。「仕組み」と「合意」の両輪、という構図はフィルタリング(SO-S32)やスマホの使いすぎ対策(SO-S36)と共通の型です。

なお、未成年者が保護者の同意なく行った高額課金は、民法の未成年者取消しが認められる場合もあります。ただし「保護者のアカウントで課金した」場合などは争いになりやすく、手続きの負担も大きいのが現実です。起きてから対処するより、起きない設計 — セキュリティと同じ予防の発想を消費行動にも当てはめましょう。

共通テストでは、消費者トラブルの予防策として「技術的対策+ルールの合意」を組み合わせた選択肢が正解の型になります。「対策不要」「事後対応でよい」型の選択肢は誤答です。

選択肢の確認

1.○ 技術的対策(承認・上限)と家庭のルールの併用。予防の両輪がそろった適切な対策。
2.× 未成年者の高額課金は繰り返し起きている現実的な社会問題で、対策不要は誤り。
3.× カード情報を子どものアカウントにも広げるのはリスクを増やす逆の行動。
4.× 事後対応は取消しの手続きも含めてコストと被害が大きい。予防が原則。

ここだけは覚えよう

課金トラブルは「仕組み(承認・上限)+家庭の合意」で予防 — 起きてから対処より、起きない設計。

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