SO-J07情報Ⅰ 対策問題

情報社会の問題解決事例判断特訓

友だちと位置情報を常時共有するアプリを使い始める前に、考えておくべきこととして最も適当なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

位置情報のプライバシー設計(共有範囲の主体的管理) を問う問題です。使い始める前に確認すべき3項目を型として覚えます。

解説

位置情報の常時共有は、「今どこにいるか」を伝えるだけの機能に見えて、実際には自宅・学校・寄り道・帰宅時間といった生活パターンの全体を相手に渡す行為です。共有した時点では信頼できる友だちでも、関係は変わり得ます(疎遠・けんか・トラブル)。関係が変わった後も共有が続いていれば、待ち伏せやつきまといに悪用されるリスクすらあります。

だからこそ、使い始める前の確認手順が重要です。1. 誰に — 共有する相手を本当に信頼できる最小限の範囲に絞る。2. いつまで・どの精度で — 常時か一時的か、正確な位置か大まかなエリアかを目的に合わせて選ぶ。3. やめられるか — いつでも相手に気づかれずに共有を停止できる設定かを確認し、退出の自由を確保する。この「範囲・期間/精度・撤回可能性」の3点を自分で決められる状態にしておくことが、プライバシーの主体的な管理です。

誤答の見抜き方も型どおりです。「友だちだからリスクゼロ」は関係の変化やスマートフォンの紛失・乗っ取りを見落とした断定。「全員に公開が便利で安全」は、見知らぬ人にまで生活圏を晒す最も危険な設定。「やめるのは失礼だから考えない」は、撤回の自由という最重要の確認を放棄しています。

共通テストでは、サービス利用前の判断として「便利さの対価として何を差し出すか」を考えさせる形が想定されます。この3点確認は、位置情報に限らずあらゆるサービスの利用判断に使える型です。

選択肢の確認

1.○ 誰に・いつまで・どの精度で+撤回可能性、の3点を主体的に決める適切な姿勢。
2.× 関係の変化・端末の紛失や乗っ取りなど、友だち相手でもリスクは残る。
3.× 全公開は見知らぬ人にも生活圏を晒す最も危険な設定。
4.× やめる自由を考えない共有は、関係が変わったときに逃げ道がない危険な設計。

ここだけは覚えよう

位置共有は「誰に・いつまで・やめられるか」を決めてから — 便利さの対価に何を差し出すかを言語化してから使う。

関連問題

SO-J06SO-J08