SO-J02情報Ⅰ 対策問題

情報社会の問題解決事例判断特訓

友だちに「宿題の提出システムに自分の代わりにログインして出しておいて」とIDとパスワードを渡された。この行為の説明として正しいものはどれか。

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正解: 1

正答

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この問題のポイント

ID・パスワード共有のリスクと法的な位置づけ を問う問題です。法律・規約・安全の3つの観点で事例を点検します。

解説

「本人が許可しているのだから問題ない」という直感を、3つの観点で点検するのがこの事例の判断手順です。

第一に法律の観点。不正アクセス禁止法は、他人のID・パスワード(識別符号)を無断で使ってログインする行為を禁じるだけでなく、業務などの正当な理由なく他人に識別符号を提供する行為(パスワードを教える・渡す)も規制しています。つまり「渡した友だち」の側も法に触れるおそれがあります。第二に規約の観点。ほとんどのシステムの利用規約は、アカウントの本人以外の利用を禁止しています。学校の提出システムも例外ではありません。第三に安全の観点。パスワードを知る人が増えれば流出経路が倍増し、さらに「そのアカウントの操作=本人の操作」という前提が崩れるため、トラブル(不正な提出・改ざん)が起きたときに誰の行為かを証明できなくなります。困るのはアカウントの持ち主本人です。

根本にあるのは認証の意味です。認証とは「操作している人が本人であること」をシステムが確認する仕組みであり、本人の代わりを認めた瞬間にその前提が崩れます。だから「本人の同意」は免罪符にならないのです。

共通テストでは、「本人が許可すれば適法か」という形で不正アクセス禁止法の理解を問うパターンが想定されます。「使う側も渡す側も問題になり得る」「同意があっても危険と規約違反は消えない」の2点を押さえましょう。

選択肢の確認

1.○ 法(提供の規制)・規約(本人以外の利用禁止)・安全(流出と証明不能)のすべての面で問題がある。
2.× 本人の同意があっても、規約違反と法的・安全上のリスクは残る。
3.× 認証は本人性の確認そのもの。誰のIDでもよいなら認証の意味がない。
4.× 共有は信頼の証ではなく、二人ともをリスクにさらす行為。

ここだけは覚えよう

パスワードは教えるのも渡すのもNG — 不正アクセス禁止法は「他人のIDでのログイン」も「識別符号の提供」も規制している。

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