SO-S36情報Ⅰ 対策問題

情報社会の問題解決思考・計算

「夜ふかししてスマートフォンを使いすぎてしまう」問題を改善したい。行動科学的に最も効果が期待できる工夫はどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

行動を変える仕組みづくり(環境の設計) を問う問題です。「意志に頼る案」と「仕組みで解決する案」を見分けます。

解説

スマートフォンの使いすぎのような習慣の問題は、本人の意志の弱さではなく、「手元にあり、通知が来て、すぐ開ける」という環境の設計に原因があると考えるのが行動科学の見方です。通知や動画アプリは、人が使い続けたくなるように作られており、意志の力だけで対抗するのは分が悪いのです。

そこで有効なのが、行動そのものを起こしにくくする環境・仕組みの設計です。就寝時刻に通知をオフにする、寝室ではなく別の部屋で充電する(物理的な距離を作る)、アプリの利用時間制限を設定する、などが該当します。「やらない努力」を毎晩続けるのではなく、「やりにくい環境」を一度作ってしまう発想の転換です。

これは問題解決の手順の応用でもあります。1. スクリーンタイム機能で現状の使用時間を測定する(現状把握) → 2. 環境を変える対策を実行する → 3. 使用時間の変化を測定して評価・改善する、というサイクルを自分の生活に回すわけです。誤答を見ると、「決意だけ」は意志頼みで続かず、「感覚で管理」は測定を放棄しており改善の評価ができず、「自分を責める」は行動を変える仕組みを何も作っていません。

共通テストでは、生活習慣やメディアとの付き合い方の場面で「効果的な工夫」を選ばせる形が想定されます。「意志・根性・反省」型は誤答、「環境・仕組み・測定」型が正解、という対比で判断しましょう。

選択肢の確認

1.○ 通知オフ・別室充電など、行動を起こしにくくする環境・仕組みの設計が最も有効。
2.× 決意だけの意志頼みは続きにくい。
3.× 測定しなければ現状把握も改善の評価もできない。
4.× 自責は仕組みを何も変えず、改善につながらない。

ここだけは覚えよう

習慣を変えるのは意志ではなく環境の設計 — 測定(スクリーンタイム)+仕組み(通知オフ・別室充電)で行動を変える。

関連問題

SO-S35SO-S37