KO5-032|公共・政治経済 対策問題
株式と債券に関する記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
株式は会社に対する出資の持分を表し配当を受け取れるのに対し、債券は満期に額面金額が償還され利子を受け取れる
この問題のポイント
代表的な金融商品である株式と債券の性質の違いを問う。出資(返済義務なし)と借金(満期に償還)という根本的な違いが判断の軸。
解説
株式は、株式会社への出資の持分を表す証券である。株式を購入した株主は会社の所有者の一員となり、利益の分配である配当を受け取り、株主総会で議決権を行使できる。出資金は会社に返済義務がなく、満期もない。換金するには市場で売却するしかなく、株価は業績や景気で変動する。
債券は、国や企業などが資金を借り入れるために発行する借用証書の性格をもつ証券である。保有者は定期的に利子を受け取り、満期(償還期限)には額面金額が償還される。国が発行すれば国債、地方公共団体なら地方債、企業なら社債と呼ばれる。
債券の保有者は会社への貸し手であって所有者ではないため、議決権はもたない。一般に債券は株式よりリスクが小さいとされるが、発行体が破綻すれば償還されない信用リスクはある。
ひっかけポイント
「株式に満期がある」「債券保有者に議決権がある」は性質の入れ替えの定番。国債は国の借金の証書であり、国が発行する株式という説明は概念の混同である。
選択肢の確認
①「株式には満期があり、購入額が必ず払い戻される」
❌ 誤り。
誤答理由: 株式に満期はなく、換金は市場での売却による。株価は変動するため、購入額が必ず払い戻される保証もない。債券の性質との混同。
②「債券の保有者は、発行企業の株主総会で議決権を行使できる」
❌ 誤り。
誤答理由: 議決権は会社の所有者である株主の権利である。債券の保有者は会社への貸し手であり、株主総会での議決権はもたない。
③「国債とは、国が発行する株式のことである」
❌ 誤り。
誤答理由: 国債は国が資金を借り入れるために発行する債券であり、株式ではない。国に出資して配当を得る証券というものは存在しない。
④「株式は会社に対する出資の持分を表し配当を受け取れるのに対し、債券は満期に額面金額が償還され利子を受け取れる」
✅ 正しい。
正解。株式は出資の持分で、株主は配当と議決権をもち、満期はない。債券は借用証書の性格をもち、保有者は利子を受け取り満期に額面が償還される。
覚えるポイント
- 株式は出資の持分、配当と議決権、満期なし
- 債券は借用証書、利子と満期償還、議決権なし
- 国債・地方債・社債は発行主体による区別
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。