PE7-073|公共・政治経済 対策問題
MDGs(ミレニアム開発目標)とSDGs(持続可能な開発目標)の関係についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
途上国の貧困削減を中心としたMDGsを引き継ぎ、SDGsは先進国を含むすべての国を対象とする17の目標を掲げた
この問題のポイント
MDGsからSDGsへの発展のポイント(対象の普遍化・17目標・2030年期限)を問う問題。
解説
2000年の国連ミレニアム宣言に基づくMDGs(ミレニアム開発目標)は、極度の貧困と飢餓の撲滅など8目標を掲げ、2015年を期限として主に途上国の開発課題に取り組んだ。極度の貧困人口の半減などの成果を上げる一方、地域間のばらつきや環境問題への対応が課題として残った。
これを引き継いで2015年の国連サミットで採択されたのが「持続可能な開発のための2030アジェンダ」、いわゆるSDGs(持続可能な開発目標)である。2030年を期限に、貧困・飢餓・教育・ジェンダー・エネルギー・気候変動・平和など17の目標(ゴール)と169のターゲットを掲げる。
最大の特徴は、途上国だけでなく先進国を含むすべての国が取り組む普遍的な目標であること、そして「誰一人取り残さない」を基本理念とすることである。法的拘束力はなく、各国の自主的な取り組みと進捗の点検に委ねられている。
ひっかけポイント
MDGs(途上国中心・2015年まで)とSDGs(全ての国・2030年まで)の対象の違いが最大の判別点。SDGsは条約ではなく拘束力・罰則はない。
選択肢の確認
①「SDGsには、達成の期限がいっさい設定されていない」
❌ 誤り。
誤答理由: SDGsには2030年という達成期限が設定されている。期限なしという記述は誤り。
②「途上国の貧困削減を中心としたMDGsを引き継ぎ、SDGsは先進国を含むすべての国を対象とする17の目標を掲げた」
✅ 正しい。
正解。SDGs(2015年採択)は途上国中心のMDGsを引き継ぎ、先進国を含むすべての国を対象に、2030年を期限とする17目標を掲げた。
③「SDGsは、達成対象を発展途上国だけに限定した目標である」
❌ 誤り。
誤答理由: 途上国だけを対象としたのは前身のMDGsである。SDGsの最大の特徴は先進国を含む普遍性にある。
④「SDGsは、締約国に罰則を科す法的拘束力のある条約である」
❌ 誤り。
誤答理由: SDGsは条約ではなく国連サミットで採択された目標であり、法的拘束力も罰則もない。各国の自主的取り組みに委ねられる。
覚えるポイント
- SDGsは2015年採択、2030年期限の17目標
- 先進国を含むすべての国が対象
- 理念は「誰一人取り残さない」、法的拘束力なし
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。