PE7-074|公共・政治経済 対策問題
SDGsの達成に向けた経済主体の役割についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
環境・社会・企業統治に配慮する企業を選んで投資するESG投資の拡大など、企業や投資家も達成の重要な担い手とされている
この問題のポイント
SDGs達成における政府以外の主体(企業・投資家・市民)の役割と、ESG投資の意味を問う問題。
解説
SDGsの17目標は、貧困・飢餓・健康・教育・ジェンダー平等・働きがい・不平等の是正・気候変動・平和と公正など、経済・社会・環境の三側面にわたる。環境だけの目標ではない。
その達成には巨額の資金と技術が必要であり、政府・国際機関だけでなく、企業・投資家・自治体・市民が担い手として明確に位置づけられている。
金融の分野では、財務情報だけでなく、環境・社会・企業統治の三要素への配慮を基準に投資先を選ぶESG投資が世界的に拡大している。年金基金などの機関投資家がESGを重視することで、企業は環境対策や人権への配慮を経営に組み込む動機を持つ。日本でも公的年金の運用にESGの観点が取り入れられている。
このほか、企業の社会的責任(CSR)、本業を通じて社会課題を解決する動き、消費者によるエシカル消費(倫理的消費)なども、SDGs時代の経済の特徴として押さえたい。
ひっかけポイント
ESGは「環境・社会・企業統治」の三要素で、環境無視の投資とは正反対。SDGsを「政府だけ」「環境だけ」と狭める選択肢が定番の誤り。
選択肢の確認
①「環境・社会・企業統治に配慮する企業を選んで投資するESG投資の拡大など、企業や投資家も達成の重要な担い手とされている」
✅ 正しい。
正解。環境・社会・企業統治に配慮した企業を投資先に選ぶESG投資の拡大が示すように、企業・投資家もSDGs達成の重要な担い手である。
②「SDGsの達成は各国政府の役割とされ、企業や個人の関与は想定されていない」
❌ 誤り。
誤答理由: SDGsは政府だけでなく企業・自治体・市民社会を含むすべての主体の取り組みを想定している。
③「ESG投資とは、利益のためなら環境への影響を考慮しない投資手法である」
❌ 誤り。
誤答理由: ESG投資は環境・社会・企業統治への配慮を投資判断に組み込む手法であり、環境を無視する投資とは正反対である。
④「SDGsの17目標は、すべて地球環境の保全だけに関する目標である」
❌ 誤り。
誤答理由: 17目標は貧困・教育・ジェンダー・平和など経済・社会・環境の三側面にわたる。環境分野だけの目標ではない。
覚えるポイント
- ESG投資=環境・社会・企業統治に配慮した投資
- 企業・投資家・市民もSDGsの担い手
- CSRやエシカル消費も関連キーワード
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。