PE8-015公共・政治経済 対策問題

政治・経済B 現代日本の経済(4) 労働と社会保障

日本の公的年金制度の説明として正しいものはどれか。

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正解: 1

正解

20歳以上60歳未満の全員が国民年金に加入し、会社員などはさらに厚生年金に加入する2階建て構造である

この問題のポイント

公的年金の2階建て構造を問う。国民年金(基礎年金)が全員共通の1階である、という構造の理解が核心。

解説

日本の公的年金は2階建ての構造を持つ。
1階部分は国民年金(基礎年金)で、20歳以上60歳未満のすべての国民が加入を義務づけられる(国民皆年金)。自営業者・学生などは第1号被保険者として定額の保険料を納め、会社員・公務員は第2号、その被扶養配偶者は第3号被保険者とされる。
2階部分は
厚生年金
で、会社員・公務員が加入し、報酬に比例した保険料を労使折半で負担して、基礎年金に上乗せの給付を受ける。2015年には公務員の共済年金が厚生年金に一元化された。さらに3階として、企業年金や個人型確定拠出年金(iDeCo)などの私的年金を上乗せできる。
給付には老齢年金のほか障害年金・遺族年金もある。受給開始は原則65歳で、繰上げ・繰下げも選択できる。財政は賦課方式を基本とし、基礎年金給付費の2分の1は国庫負担である。

ひっかけポイント
「国民年金は自営業者だけ」は誤りで、会社員も基礎年金部分に加入している。厚生年金保険料は労使折半であり全額本人負担ではない。

選択肢の確認

①「20歳以上60歳未満の全員が国民年金に加入し、会社員などはさらに厚生年金に加入する2階建て構造である」
正しい。
正解。日本の公的年金は、全員共通の国民年金(基礎年金)を1階、会社員・公務員が加入する厚生年金を2階とする2階建て構造である。

②「国民年金に加入するのは自営業者のみで、会社員は加入しない」
誤り。
国民年金には20歳以上60歳未満の全員が加入し、会社員も基礎年金部分に加入している。

③「公的年金は希望者だけが加入する任意の制度である」
誤り。
公的年金は強制加入(国民皆年金)であり、任意の制度ではない。

④「厚生年金の保険料は全額を労働者本人が負担する」
誤り。
厚生年金の保険料は労使折半であり、全額本人負担ではない。

覚えるポイント

  • 1階=国民年金(20〜60歳の全員)、2階=厚生年金
  • 厚生年金は報酬比例・労使折半
  • 受給は原則65歳から、基礎年金の国庫負担は2分の1

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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