WT4-E01|歴史総合・世界史探究 対策問題
ナポレオンの事績として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
法の前の平等などを定めた民法典を制定した
この問題のポイント
ナポレオンの事績を問う基本問題。1804年の民法典(ナポレオン法典)制定が最重要の業績である。
解説
ナポレオンは、フランス革命末期の混乱の中でクーデタにより実権を握った軍人政治家である。
彼は1804年に**民法典(ナポレオン法典)**を制定した。そこには法の前の平等、私有財産の不可侵、契約の自由など、革命の成果を法として定着させる原理が盛り込まれた。
同じ1804年、ナポレオンは国民投票を経て皇帝に即位した。革命を終わらせた独裁者でありながら、大陸支配を通じて革命の原理をヨーロッパ各地に広めた「革命の申し子」でもある。
民法典は日本を含む各国の近代法の模範となり、彼の事績の中でも最も長く影響を残した。
ひっかけポイント
人権宣言(1789年・フランス革命初期)や権利章典(1689年・イギリス)との混同を誘う出題が定番。ナポレオンは人権宣言の起草者ではない。
選択肢の確認
①「権利章典を発布した」
❌ 誤り。
権利章典は1689年、イギリスの名誉革命の結果として発布された文書であり、国も世紀も異なる。
②「三十年戦争を終結させた」
❌ 誤り。
三十年戦争を終わらせたのは1648年のウェストファリア条約であり、ナポレオンの時代より約150年前の出来事である。
③「法の前の平等などを定めた民法典を制定した」
✅ 正しい。
正解。ナポレオンは1804年に民法典を制定し、法の前の平等・所有権の不可侵・契約の自由といった革命の成果を法として定着させた。
④「人権宣言を起草した」
❌ 誤り。
人権宣言は1789年に国民議会が採択したもので、ラ・ファイエットらが起草に関わった。ナポレオンの事績ではない。
覚えるポイント
- ナポレオン法典(民法典)は1804年制定
- 内容は法の前の平等・私有財産の不可侵・契約の自由
- 同1804年に国民投票で皇帝に即位
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。