WT2-B13歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究B 諸地域の歴史的特質の形成(3) 諸地域の歴史的特質

ビザンツ帝国のユスティニアヌス帝の事績として正しいものはどれか。

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正解: 1

正解

ローマ法大全の編纂とハギア・ソフィア聖堂の再建

この問題のポイント

ユスティニアヌス帝の事績を問う問題。「ローマ法大全の編纂」と「ハギア・ソフィア聖堂の再建」の2大事業で解ける。

解説

西ローマ帝国が476年に滅んだ後も、ビザンツ帝国(東ローマ帝国)はコンスタンティノープルを都に存続した。6世紀のユスティニアヌス帝は「ローマ帝国の栄光の復活」を掲げた皇帝である。

主な事績は次の通りである。

  • 法学者トリボニアヌスらに命じ、歴代のローマ法を集大成した**『ローマ法大全』**を編纂させた
  • 首都の反乱で焼けたハギア・ソフィア聖堂を、巨大なドームをもつビザンツ様式の大聖堂として再建した
  • ヴァンダル王国・東ゴート王国を滅ぼし、一時は地中海のほぼ全域を回復した
  • 中国から養蚕技術を導入し、絹織物産業を始めた

『ローマ法大全』は中世以降のヨーロッパで研究され、近代ヨーロッパ法学の基礎となった点で影響が大きい。

なお、コンスタンティノープルの建設はコンスタンティヌス帝(330年)の事績で約200年前、十字軍の提唱は教皇ウルバヌス2世(1095年)であり、混同しないこと。

ひっかけポイント
コンスタンティノープル建設(コンスタンティヌス帝・330年)とユスティニアヌス帝の事績の入れ替えが定番。名前が似ている2人の皇帝の区別が引っかけの核心。

選択肢の確認

①「ローマ法大全の編纂とハギア・ソフィア聖堂の再建」
正しい。
6世紀のユスティニアヌス帝はトリボニアヌスらに『ローマ法大全』を編纂させ、ハギア・ソフィア聖堂を再建し、一時は地中海のほぼ全域を回復した。

②「コンスタンティノープルの建設」
誤り。
コンスタンティノープルの建設は330年のコンスタンティヌス帝によるもので、200年ほど前の出来事である。

③「十字軍の提唱」
誤り。
十字軍を提唱したのは1095年のクレルモン宗教会議での教皇ウルバヌス2世であり、ビザンツ皇帝ではない。

④「キリスト教の国教化」
誤り。
キリスト教の国教化は392年のテオドシウス帝によるもので、ユスティニアヌス帝の事績ではない。

覚えるポイント

  • ユスティニアヌス帝は6世紀、『ローマ法大全』を編纂
  • ハギア・ソフィア聖堂を再建、地中海をほぼ回復
  • ローマ法大全は近代ヨーロッパ法学の基礎に

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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