WT2-B12歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究B 諸地域の歴史的特質の形成(3) 諸地域の歴史的特質

800年にローマ教皇からローマ皇帝の帝冠を受けたフランク王国の王はだれか。

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正解: 2

正解

カール大帝

この問題のポイント

800年のローマ皇帝戴冠を受けた人物を問う問題。カール大帝の戴冠=西ヨーロッパ世界の成立という基準知識で解ける。

解説

ゲルマン諸国家の中で最も有力になったのがフランク王国である。5世紀末にクローヴィスが正統派のアタナシウス派に改宗してローマ教会と結び付き、8世紀にはカール・マルテルがトゥール・ポワティエ間の戦いでイスラーム軍を撃退した。

カロリング朝の**カール大帝(シャルルマーニュ)**は、ランゴバルド王国の征服やザクセン人の服属などで西ヨーロッパの主要部を統一した。

800年のクリスマス、ローマ教皇レオ3世は、ローマの聖堂でカールにローマ皇帝の帝冠を授けた。これは「西ローマ帝国の復活」を意味し、ビザンツ皇帝に対抗して西方に独自の皇帝を立てる宣言でもあった。

この戴冠により、ローマの古典文化・ゲルマン人の社会・キリスト教の3要素が融合した西ヨーロッパ世界の成立が象徴的に示された。カールの死後、王国はヴェルダン条約・メルセン条約で3分され、フランス・ドイツ・イタリアの原型となった。

ひっかけポイント
クローヴィス(496年ごろアタナシウス派改宗)、カール大帝(800年戴冠)、オットー1世(962年神聖ローマ皇帝戴冠)の3人と年号の入れ替えが最頻出。ユスティニアヌスはビザンツ皇帝で別系統。

選択肢の確認

①「ユスティニアヌス帝」
誤り。
ユスティニアヌス帝は6世紀のビザンツ皇帝であり、フランク王国の王ではない。

②「カール大帝」
正しい。
フランク王国のカール大帝は800年のクリスマスに教皇レオ3世からローマ皇帝の帝冠を受け、西ヨーロッパ世界の成立を象徴づけた。

③「クローヴィス」
誤り。
クローヴィスはメロヴィング朝の創始者で、496年ごろアタナシウス派へ改宗した王であり、皇帝の戴冠は受けていない。

④「オットー1世」
誤り。
オットー1世が教皇から帝冠を受けたのは962年で、これが神聖ローマ帝国の始まりとされる。

覚えるポイント

  • 800年教皇レオ3世がカール大帝に戴冠
  • 意味は西ローマ帝国の復活とビザンツへの対抗
  • ローマ・ゲルマン・キリスト教の融合=西ヨーロッパ世界の成立

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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