KZ-R6HB-09歴史総合・世界史探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和6年度 本試験(世界史B)

円グラフの計画を進めるにあたり、中国が援助を受けた相手とその関係の説明として最も適切なものはどれか。

KZ-R6HB-09の問題図版
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正解: 3

正解

1950年に中ソ友好同盟相互援助条約を結んだソ連から、資金・技術の援助を受けた

この問題のポイント

第1次五カ年計画を支えた国際関係を問う問題。「向ソ一辺倒」の外交方針と1950年の中ソ友好同盟相互援助条約、ソ連の援助による工業化という冷戦下の構図を押さえる。

解説

成立直後の中華人民共和国は、毛沢東が「向ソ一辺倒」を宣言したとおり、社会主義陣営の一員としてソ連との連携を最優先した。
1950年には中ソ友好同盟相互援助条約が結ばれ、日本およびその同盟国(事実上アメリカ)を仮想敵とする軍事同盟と、経済援助の枠組みが整えられた。
第1次五カ年計画では、ソ連からの借款と技術援助、多数のソ連人技術者の派遣が重工業の建設を支えた。円グラフの工業偏重の投資配分は、このソ連型工業化の直接の反映である。
しかし1950年代末から、平和共存路線をとるフルシチョフのソ連と毛沢東の対立が深まり(中ソ対立)、1960年にはソ連が技術者を一斉に引き揚げて援助は断絶した。条約はのちに失効し、蜜月は10年余りで終わることになる。

ひっかけポイント
マーシャル・プランは西欧向けのアメリカの援助計画で、社会主義中国とは陣営が逆。1950年代前半の中ソ蜜月と、1950年代末からの中ソ対立への転換という時期の区別が頻出である。

選択肢の確認

①「国際連盟からの融資を受けた」
誤り。
国際連盟は1946年に解散しており、1950年代の中国が融資を受けることはあり得ない。

②「日本と軍事同盟を結んで援助を受けた」
誤り。
1950年代の日本はアメリカ陣営に属し、中華人民共和国とは国交すらなかった。軍事同盟や援助の事実はない。

③「1950年に中ソ友好同盟相互援助条約を結んだソ連から、資金・技術の援助を受けた」
正しい。
正解。中国は向ソ一辺倒の方針のもと1950年に中ソ友好同盟相互援助条約を結び、ソ連の資金・技術援助を受けて第1次五カ年計画を進めた。

④「マーシャル・プランによってアメリカの援助を受けた」
誤り。
マーシャル・プランはアメリカによる西欧復興援助の計画であり、冷戦下で対立する社会主義中国が受け取ったものではない。

覚えるポイント

  • 1950年中ソ友好同盟相互援助条約
  • 五カ年計画はソ連の資金・技術・人材が支えた
  • 1950年代末から中ソ対立、1960年ソ連技術者引き揚げ

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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