KZ-R7T-11歴史総合・世界史探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和7年度 追・再試験

図は17世紀の東南アジア諸島部を示し、a〜dの丸印が付されている。ムスリム商人の主要寄港地として栄え、女王が4代続いたアチェ王国の位置はどれか。

KZ-R7T-11の問題図版
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正解: 3

正解

スマトラ島北端のa

この問題のポイント

アチェ王国の位置を地図上で特定する問題。スマトラ島北端という位置と、マラッカ陥落後にムスリム商人の寄港地として栄えた経緯を結び付ける。

解説

アチェ王国は、スマトラ島の北端に位置するイスラームの港市国家である。マラッカ海峡の入口を押さえる要地にあった。
転機は1511年、ポルトガルがマラッカを占領したことである。カトリック勢力の支配を嫌ったムスリム商人たちは寄港地をマラッカからアチェなどへ移した。
この交易路の付け替えでアチェはコショウ交易の一大拠点として繁栄し、オスマン帝国と使節を交換するなど、インド洋のイスラーム・ネットワークの中で存在感を示した。
17世紀には貴族層の意向もあって女王が4代続いたことで知られる。地図では、海峡の入口・スマトラ島最北端という位置(a)を選べばよい。

ひっかけポイント
ジャワ島の国(マタラム王国・バンテン王国)との位置の混同が定番。「マラッカ陥落(1511年)→ムスリム商人の迂回→アチェ繁栄」という因果もセットで問われる。

選択肢の確認

①「フィリピン諸島のd」
誤り。
フィリピン諸島(d)は16世紀以降スペインの支配下でカトリック化が進んだ地域で、アチェとは別である。

②「マレー半島東岸のb」
誤り。
マレー半島側(b)にあるのはマラッカなどで、アチェはその対岸のスマトラ島側に位置する。

③「スマトラ島北端のa」
正しい。
正解。アチェ王国はスマトラ島北端(a)に位置し、マラッカ海峡の入口を押さえてコショウ交易で栄えた。

④「ジャワ島のc」
誤り。
ジャワ島(c)にあったのはマタラム王国などで、アチェの位置ではない。

覚えるポイント

  • アチェ王国はスマトラ島北端の港市国家
  • 1511年ポルトガルのマラッカ占領で商人が移動し繁栄
  • コショウ交易の拠点、17世紀に女王が4代続く

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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