WT4-A30|歴史総合・世界史探究 対策問題
南アフリカ戦争(1899〜1902年)について述べた文として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
金・ダイヤモンドの利権をめぐり、イギリスがブール人の国家を征服した
この問題のポイント
南アフリカ戦争の対戦相手と原因を問う問題。金・ダイヤモンドの利権をめぐりイギリスがブール人国家を征服した、という基本構図で解ける。
解説
ブール人とは、南アフリカに入植したオランダ系移民の子孫のこと。彼らはトランスヴァール共和国とオレンジ自由国を建てていた。
この両国で金とダイヤモンドが発見されると、ケープ植民地首相ローズの拡張策を継いだイギリスは利権を狙い、1899年に開戦した(南アフリカ戦争、1899〜1902年)。
イギリスは苦戦の末に両国を併合したが、戦費の負担は深刻で、単独主義(光栄ある孤立)を捨てて日英同盟(1902年)を結ぶ一因となった。
戦後の南アフリカでは白人支配のもとで人種隔離体制がつくられ、これが20世紀のアパルトヘイトへつながっていく。
ひっかけポイント
「フランスがドイツから奪った」など当事国のすり替えに注意。戦ったのはイギリス対ブール人(オランダ系)であり、先住民が勝利したわけでもない。
選択肢の確認
①「金・ダイヤモンドの利権をめぐり、イギリスがブール人の国家を征服した」
✅ 正しい。
正解。金とダイヤモンドの利権を背景に、イギリスがオランダ系ブール人のトランスヴァール共和国とオレンジ自由国を征服した。
②「フランスがドイツから南アフリカを奪った戦争である」
❌ 誤り。
戦った相手はドイツではなくオランダ系のブール人であり、フランスは当事国ではない。
③「先住民の勝利で終わった」
❌ 誤り。
戦争はイギリスの勝利で終わり、ブール人の両国家は併合された。
④「この戦争でイギリスはアフリカから撤退した」
❌ 誤り。
イギリスは両国を併合して南アフリカ支配を固めており、撤退していない。ただし戦費の消耗は日英同盟締結の一因となった。
覚えるポイント
- 南アフリカ戦争は1899〜1902年、イギリス対ブール人
- 背景は金・ダイヤモンドの利権、推進者はローズ
- 戦争の消耗が日英同盟(1902年)締結の一因
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。