WT7-D09|歴史総合・世界史探究 対策問題
南アフリカのアパルトヘイト撤廃について述べた文として正しいものはどれか。
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正解: 1
正解
国際的な制裁と国内の抵抗運動により1990年代初めに廃止され、マンデラが大統領となった
この問題のポイント
アパルトヘイト撤廃を問う問題。国際制裁と国内抵抗による1990年代初めの廃止と、マンデラ大統領就任で解ける。
解説
南アフリカでは、少数の白人が多数の黒人を支配するアパルトヘイト(人種隔離体制)が法制度として続いていた。
これに対し、アフリカ民族会議(ANC)などの国内の抵抗運動と、国連決議や経済制裁など国際的な圧力が強まり、体制は経済的にも外交的にも行き詰まった。
デクラーク大統領は方針を転換し、1990年にANC指導者ネルソン・マンデラを釈放(27年間の獄中生活だった)、1991年までにアパルトヘイト関連法を廃止した。
1994年、全人種が参加する初の総選挙でマンデラが大統領に就任し、報復ではなく和解をめざす真実和解委員会の取り組みを進めた。国際世論と制裁が体制を変えた事例として、人権の国際化の文脈で最頻出である。
ひっかけポイント
廃止は1990年代初めであり、「19世紀に廃止」「現在も存続」は誤り。マンデラとデクラークのノーベル平和賞共同受賞、和解路線(白人追放はしていない)も判別点。
選択肢の確認
①「国際的な制裁と国内の抵抗運動により1990年代初めに廃止され、マンデラが大統領となった」
✅ 正しい。
アフリカ民族会議の抵抗と国際的な経済制裁により行き詰まったアパルトヘイトは、デクラーク大統領のもとで1991年までに関連法が廃止され、マンデラが1994年の全人種参加選挙で大統領となった。
②「アパルトヘイトは19世紀に廃止されていた」
❌ 誤り。
アパルトヘイトは第二次世界大戦後の1948年以降に法制度として整えられた体制であり、19世紀の話ではない。
③「制度は現在も法律として存続している」
❌ 誤り。
関連法は1990年代初めに廃止されており、現在は法律として存続していない。
④「廃止後、白人はすべて国外へ追放された」
❌ 誤り。
マンデラは人種間の和解を掲げて真実和解委員会を設けており、白人の国外追放は行われていない。
覚えるポイント
- アパルトヘイト関連法の廃止は1991年まで
- マンデラ大統領就任は1994年(全人種選挙)
- ANCの抵抗と国際的経済制裁が体制を追い詰めた
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。