WT9-S02|歴史総合・世界史探究 対策問題
イスラーム王朝を古い順に並べたものとして正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
正統カリフ時代 → ウマイヤ朝 → アッバース朝 → オスマン帝国
この問題のポイント
イスラーム王朝の順序を問う。正統カリフ→ウマイヤ朝→アッバース朝→オスマン帝国の流れと、各政権の都・性格の対応が核心。
解説
前提として、632年のムハンマドの死後、イスラーム共同体は指導者カリフの下で急速に拡大した。
政権の順序は次のとおりである。
- 正統カリフ時代(632〜661年):選挙でカリフを選出。都はメディナ
- ウマイヤ朝(661〜750年):都ダマスクス。アラブ人を優遇し、非アラブ改宗者に税負担を課した
- アッバース朝(750〜1258年):都バグダード。ムスリムの平等を進め、イスラーム帝国と呼ばれる。1258年モンゴル軍に滅ぼされる
- オスマン帝国(1299〜1922年):アナトリアから拡大し、スンナ派世界の盟主となった
「正統→ウマイヤ→アッバース」の順は、都の移動(メディナ→ダマスクス→バグダード)とセットで覚えると確実である。アラブ人優位からムスリム平等への性格の変化も頻出する。
ひっかけポイント
ウマイヤ朝とアッバース朝の前後、都の対応(ダマスクスとバグダード)の入れ替えが定番。ウマイヤ=アラブ人優遇、アッバース=ムスリム平等の性格の違いも問われる。
選択肢の確認
①「ウマイヤ朝 → 正統カリフ時代 → オスマン帝国 → アッバース朝」
❌ 誤り。
正統カリフ時代はウマイヤ朝より前であり、アッバース朝はオスマン帝国より前であるため順序が誤っている。
②「アッバース朝 → ウマイヤ朝 → 正統カリフ時代 → オスマン帝国」
❌ 誤り。
ウマイヤ朝は661年成立でアッバース朝の750年成立より前であるため、並びが入れ替わっている。
③「正統カリフ時代 → ウマイヤ朝 → アッバース朝 → オスマン帝国」
✅ 正しい。
ムハンマドの死後、正統カリフ時代(632年から661年)、ウマイヤ朝(661年から750年・ダマスクス)、アッバース朝(750年から1258年・バグダード)と続き、のちにオスマン帝国が興った。
④「オスマン帝国 → アッバース朝 → ウマイヤ朝 → 正統カリフ時代」
❌ 誤り。
正統カリフ時代が最も古くオスマン帝国が最も新しいため、並びが完全に逆になっている。
覚えるポイント
- 正統カリフ(632〜661年)→ウマイヤ朝(都ダマスクス)
- アッバース朝(750年〜・都バグダード)
- 1258年モンゴルがバグダード陥落、のちオスマン帝国が盟主に
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 年代の基準点を置く:各項目の年を全部思い出そうとせず、政権交代・法令・戦争など確実な基準点の前後に配置して順序を確定する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。