BK-X3-ENERGY-03|生物基礎 対策問題
ある酵素の反応速度は30℃で最大となり、50℃で急低下した。50℃処理後に30℃へ戻しても活性が回復しなかった。最も適切な推論はどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
解き方
50℃から30℃へ戻しても回復しない点に注目し、可逆的な温度効果と不可逆的な変性を区別する。
正解の根拠
「高温で酵素の立体構造が不可逆的に変化した可能性がある」
高温でタンパク質の立体構造・活性部位が変わり、冷却しても戻らない変性が考えられる。
誤答の理由
- 「50℃で基質が必ず消失した」:基質消失なら新しい基質を加える実験が必要で、温度を戻しても不活性という情報だけでは支持されない。
- 「低温ほど酵素量が増える」:温度を下げても酵素分子数が増えるわけではなく、分子運動や構造が反応性を左右する。
- 「酵素は温度に依存しない」:30℃で最大、50℃で低下という測定値自体が温度依存性を示している。
覚えるポイント
低温による速度低下は一般に可逆的だが、高温は酵素タンパク質を変性させ不可逆的に活性を失わせ得る。
共通テストでの解き方
『元の温度に戻した後』の結果は、単なる反応速度変化か構造変化かを見分ける重要な追試。