BI-HUMAN-04|生物 対策問題
現生人類の多数の集団を比較すると、アフリカの集団で遺伝的多様性が最も高く、アフリカ外の集団がもつ変異の多くはアフリカ内にも見られた。この結果と最も整合する仮説はどれか。
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正解: 3
解き方
問題文の数値・実験操作・比較対象を整理し、アフリカで遺伝的多様性が最も高く、アフリカ外の変異の多くがアフリカ内にも含まれる入れ子状の分布を、起源集団からの移出と創始者効果で説明するという手順で判定する。
正解の根拠
「アフリカで成立した集団の一部が移出し、創始者効果を受けながら各地へ広がった」
長く存在したアフリカの起源集団から一部が移出すると、移出集団は元集団の変異の一部だけを受け継ぐため、示された分布はアフリカ起源と創始者効果に整合する。
誤答の理由
- 「各大陸で独立に成立した集団からアフリカへ移住が重なり、アフリカで多様性が高まった」:各大陸で独立に成立した集団が後からアフリカへ集まったなら、アフリカ外の変異がアフリカ内変異の部分集合になることを自然には説明しにくい。
- 「アフリカ外の集団は共通祖先をもたず、似た変異を各地域で独立に獲得した」:アフリカ外の集団も共通祖先から分岐した集団であり、似た変異を各地域で全て独立に獲得したとする必要はない。変異共有は共通由来を支持する。
- 「この多様性の分布から、移出した正確な年代と経路を一つに決定できる」:多様性の高低と変異共有はアフリカ起源を支持する一証拠だが、移出の正確な年代や経路を一つに決めるには化石・年代推定・追加の集団データが必要である。
覚えるポイント
必ず覚える:アフリカで遺伝的多様性が最も高く、アフリカ外の変異の多くがアフリカ内にも含まれる入れ子状の分布を、起源集団からの移出と創始者効果で説明する。用語だけでなく因果関係まで説明できるようにする。
共通テストでの解き方
共通テストの注意:資料にない『アフリカからの距離とともに多様性が低下』などを補わず、提示された多様性と変異共有だけを根拠にする。支持と証明も区別する。