BI-HUMAN-03|生物 対策問題
化石Aは脳容積が現生類人猿に近かったが、大後頭孔が頭骨底の下方にあり、大腿骨が膝へ向かって内側へ傾いていた。これらの形質から最も強く推定できることはどれか。
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正解: 4
解き方
問題文の数値・実験操作・比較対象を整理し、大後頭孔が頭骨底の下方にある機能と、大腿骨が膝へ向かって内側へ傾く機能を、頭部支持・重心・二足歩行へ結び付けるという手順で判定する。
正解の根拠
「化石Aは直立二足歩行を行った可能性が高い」
大後頭孔の下方位置は頭骨を脊柱上で支えやすく、内側へ傾く大腿骨は膝を体の中心へ近づけるため、二形質は直立二足歩行を行った可能性を支持する。
誤答の理由
- 「脳容積が小さいため、骨格形質にかかわらず四足歩行を主に行ったと考えられる」:脳容積が現生類人猿に近くても、骨格には二足歩行へ適応した形質があり得る。脳容積だけで四足歩行と決めることはできない。
- 「大後頭孔と大腿骨の特徴は化石化による変形で、移動様式の推定には利用できない」:大後頭孔の位置と大腿骨角度は移動様式と機能的に結び付く解剖学的形質であり、根拠なく化石化による変形として除外できない。
- 「二つの骨格形質から、化石Aが現生人類の直接の祖先だったことまで確定できる」:二つの骨格形質から二足歩行は推定できるが、現生人類へ至る多数の化石系統の中で直接祖先だったかまでは確定できない。
覚えるポイント
必ず覚える:大後頭孔が頭骨底の下方にある機能と、大腿骨が膝へ向かって内側へ傾く機能を、頭部支持・重心・二足歩行へ結び付ける。用語だけでなく因果関係まで説明できるようにする。
共通テストでの解き方
共通テストの注意:形態から機能を推定する結論と、系統樹上の直接祖先を同定する結論は証拠の強さが異なる。脳容積と歩行形質も別々に評価する。