BI-HUMAN-ECO-04生物 対策問題

生物. 生態と環境生態系と人間生活

分断された動物集団A・Bの間に生態的回廊を設けた後、両集団間の移住個体が増え、5世代後には遺伝的分化が低下した。回廊のない対照地域では変化がなかった。最も適切な説明はどれか。

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正解: 3

解き方

問題文の数値・実験操作・比較対象を整理し、回廊あり地域で移住個体が増え5世代後に分化が低下し、回廊なし対照では変化しなかった差を、遺伝子流動で説明するという手順で判定する。

正解の根拠

「回廊が遺伝子流動を促し、集団間の対立遺伝子頻度の差を小さくした可能性がある」

回廊を通る移住個体が対立遺伝子をA・B間で運ぶ遺伝子流動を増やし、両集団の対立遺伝子頻度差を小さくした可能性がある。

誤答の理由

  • 「移住個体の増加は集団ごとの遺伝子を分けるため、遺伝的分化を大きくしたと考えられる」:移住により遺伝子が集団間で混ざると、一般には対立遺伝子頻度が均質化する方向に働くため、分化を大きくするという説明は向きが逆である。
  • 「分化の低下は突然変異率の低下で説明でき、移住個体の増加は関係しない」:回廊設置後に移住増加と分化低下が対応し、対照では変化がないので、突然変異率低下だけより回廊による遺伝子流動と整合する。突然変異率は測定されていない。
  • 「対照地域で変化がないため、5世代という時間経過が回廊地域の分化を低下させた」:同じ5世代を経た回廊なし対照では分化が変わらなかったため、時間経過だけが回廊地域の低下を生んだという説明は弱められる。

覚えるポイント

必ず覚える:回廊あり地域で移住個体が増え5世代後に分化が低下し、回廊なし対照では変化しなかった差を、遺伝子流動で説明する。用語だけでなく因果関係まで説明できるようにする。

共通テストでの解き方

共通テストの注意:遺伝子流動は集団内へ変異を持ち込む一方、集団間の頻度差を小さくする方向に働く。処置ありと同期間の対照を比較する。

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