KZ-R7H-07|公共・倫理 対策問題
表2は「自由時間の過ごし方」(複数回答)のうち三つの選択肢の回答割合を年齢別に示し、上段は2018年調査、下段は2022年調査である。表2から読み取れる記述として最も適切なものはどれか。

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正解: 2
正解
「インターネットやソーシャルメディアの利用」の割合はすべての年齢層で2018年調査より2022年調査の方が高く、両調査とも年齢層が低いほど高い
この問題のポイント
三つの項目で年齢による傾きが異なることを読み分ける。全年齢層に共通する変化と、年齢層で分かれる変化を区別するのが核心である。
解説
表2の「インターネットやソーシャルメディアの利用」は、18〜29歳で41.7%から61.4%へ、70歳以上でも8.2%から13.4%へと、すべての年齢層で2022年調査の方が高い。自由時間のオンライン化が全世代で進んだことがうかがえる。
また両調査とも18〜29歳が最も高く70歳以上が最も低いという、年齢層が低いほど高い傾向が一貫している。
「友人や恋人との交際」は18〜29歳では37.1%から46.2%へ上昇したが、60〜69歳では16.2%から11.0%へ低下しており、すべての年齢層で上昇したわけではない。
「社会参加」は両調査とも年齢層が高いほど高く、若年層の低さと対照的である。項目ごとに年齢の傾きが異なる点がこの表の核心である。
ひっかけポイント
ネット利用は若いほど高く、社会参加は高齢ほど高いという逆向きの傾き。この二つを入れ替える選択肢と、「すべての年齢層で上昇」を交際の項目に当てはめる選択肢が定番。
選択肢の確認
①「70歳以上では、「インターネットやソーシャルメディアの利用」の割合が両調査とも「社会参加」の割合を下回っている」
❌ 誤り。
70歳以上のネット利用は2018年調査では社会参加を下回るが(8.2%対10.7%)、2022年調査では上回っている(13.4%対8.6%)。両調査とも下回るという読みは誤り。
②「「インターネットやソーシャルメディアの利用」の割合はすべての年齢層で2018年調査より2022年調査の方が高く、両調査とも年齢層が低いほど高い」
✅ 正しい。
正解。ネット利用は全年齢層で2022年調査の方が高く、両調査とも18〜29歳が最高で年齢層が低いほど高い。表の数値と一致する。
③「「社会参加」の割合は、両調査とも年齢層が高いほど低くなっている」
❌ 誤り。
「社会参加」は両調査とも年齢層が高いほど高い(2022年調査で18〜29歳1.1%、70歳以上8.6%)。低くなるという記述は傾きが逆である。
④「「友人や恋人との交際」の割合は、すべての年齢層で2018年調査より2022年調査の方が高い」
❌ 誤り。
「友人や恋人との交際」は60〜69歳で16.2%から11.0%へ低下しており、すべての年齢層で高くなったわけではない。
覚えるポイント
- ネット利用は全年齢層で2022年調査の方が高い
- ネット利用は若年ほど高く、社会参加は高齢ほど高い
- 友人・恋人との交際は年齢層により増減が分かれる
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。