KZ-R7H-04|公共・倫理 対策問題
表2は4か国の国政における女性議員比率の推移(1960〜2020年)を示す。表2から読み取れる記述として最も適切なものはどれか。

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正解: 1
正解
X国の女性議員比率は1960年の時点で既に13.8%と4か国の中で最も高く、2020年には47.0%に達している
この問題のポイント
女性議員比率の国際比較表から、各国の水準と変化の向きを正確に読み取る。「一貫して上昇」かどうかは全期間の数値で確かめる。
解説
表2のX国は、1960年の時点で既に13.8%と4か国の中で最も高く、1980年27.8%、1990年38.4%と早くから上昇を続け、2020年には47.0%とほぼ半数に達している。X国では1990年頃から各政党が自主的に候補者名簿の男女均等に努めてきたとされる。
Y国は1960年の1.5%から出発し、2000年の候補者男女均等の義務付け(罰則付き)を経て、2020年に39.5%へと急上昇した。Z国もクオータ制なしで2000年14.0%から2020年27.3%まで上昇している。
これに対し日本は、2000年代までは緩やかに上昇したものの、2010年11.3%から2020年9.9%へと低下しており、4か国の中で唯一10%を下回る。
上昇の速さと到達水準が国によって大きく異なることが、この表の核心である。
ひっかけポイント
「一貫して上昇」という表現に注意。日本は2010年から2020年にかけて低下しており、単調な上昇ではない。最終年の大小(X国47.0%とY国39.5%)の逆転にも注意。
選択肢の確認
①「X国の女性議員比率は1960年の時点で既に13.8%と4か国の中で最も高く、2020年には47.0%に達している」
✅ 正しい。
正解。X国は1960年に13.8%と4か国で最も高く、2020年には47.0%に達している。表の数値と一致する。
②「日本の女性議員比率は、1960年から2020年まで一貫して上昇し続けている」
❌ 誤り。
日本は2010年の11.3%から2020年の9.9%へ低下しており、一貫して上昇したという読みは誤り。
③「Y国の女性議員比率は、2020年の時点でX国を上回っている」
❌ 誤り。
2020年のY国は39.5%、X国は47.0%であり、Y国が上回っているという読みは逆である。
④「Z国の女性議員比率は、2000年から2020年にかけて低下している」
❌ 誤り。
Z国は2000年14.0%から2020年27.3%へ上昇しており、低下という読みは逆である。
覚えるポイント
- X国は1960年から一貫して高く2020年に47.0%
- 日本は2010年から2020年にかけて低下し9.9%
- 上昇の背景には政党の自主的取組や法による義務付けがある
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。