KZ-R8H-03|公共・倫理 対策問題
資料1は国籍・地域別の在留外国人数(千人)の推移を示す。資料1から読み取れる記述として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る
正解: 1
正解
在留外国人の総数は2014年末の約212万人から2024年末の約377万人へ増加し、なかでもベトナムは100千人から634千人へと6倍以上に増えた
この問題のポイント
在留外国人数の推移表から、総数の増加と国籍・地域ごとの増減の違いを読み取る。倍率の計算と順位の確認が判断の軸になる。
解説
資料1の総数をみると、在留外国人数は2014年末の2,122千人(約212万人)から2019年末の2,933千人、2024年末の3,769千人(約377万人)へと一貫して増加している。
国籍・地域別ではベトナムの伸びが際立ち、100千人から634千人へと6倍以上に増えて中国に次ぐ第2位となった。ネパールも42千人から233千人へ、インドネシアも30千人から200千人へと急増している。
一方、韓国は465千人から446千人、409千人へと減少しており、すべての国籍・地域が増えたわけではない。また総数の増加は2,122千人から3,769千人で約1.8倍にとどまり、2倍には達していない。
増加の背景には、留学生や技能実習生、特定技能などの働き手としての外国人の受入れ拡大がある。
ひっかけポイント
「約1.8倍」を「2倍以上」と言い換える選択肢や、最多の国籍(中国)と伸びが最大の国籍(ベトナム)を混同させる選択肢が定番。割り算で確かめる。
選択肢の確認
①「在留外国人の総数は2014年末の約212万人から2024年末の約377万人へ増加し、なかでもベトナムは100千人から634千人へと6倍以上に増えた」
✅ 正しい。
正解。総数は2,122千人から3,769千人へ増加し、ベトナムは100千人から634千人へと6倍以上に増えており、資料1の数値と一致する。
②「韓国の在留外国人数は、2014年末から2024年末にかけて増加し続けている」
❌ 誤り。
韓国は2014年末465千人、2019年末446千人、2024年末409千人と減少を続けている。増加し続けたという読みは誤り。
③「2024年末の時点で在留外国人数が最も多い国籍・地域はベトナムである」
❌ 誤り。
2024年末に最も多いのは中国の873千人であり、ベトナム(634千人)は第2位である。
④「在留外国人の総数は、2014年末から2024年末にかけて2倍以上に増加した」
❌ 誤り。
総数は2,122千人から3,769千人への増加で約1.8倍にとどまり、2倍以上には達していない。
覚えるポイント
- 在留外国人総数は約212万人から約377万人へ増加
- ベトナムは6倍以上に急増し第2位、韓国は減少
- 伸びが最大の国と人数が最多の国を区別する
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。