RN4-006|公共・倫理 対策問題
イエスの教えの中心となる二つの戒めの組合せとして最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
心を尽くして神を愛することと、隣人を自分自身のように愛することである
この問題のポイント
イエスが律法の要とした二戒を問う問題。「神への愛」と「隣人愛」のセット、および黄金律の内容を押さえる。
解説
最も重要な戒めは何かと問われたイエスは、第一に「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神を愛しなさい」、第二に「隣人を自分のように愛しなさい」と答えた(要旨)。神への愛と隣人愛の二つが、律法全体の要とされたのである。
ここでいう隣人とは、同胞や仲間に限られない。イエスは「善きサマリア人」のたとえで、民族や立場を超えて苦しむ人に手を差し伸べる者こそが隣人であることを示した。
また山上の垂訓では「何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ」(要旨)と説いた。この教えは黄金律と呼ばれ、倫理の根本原則として後世に大きな影響を与えた。
隣人愛は、神のアガペーにならう実践であり、敵をも愛することにまで及ぶ。
ひっかけポイント
断食や安息日の規定の形式的遵守はイエスが批判した律法主義の側。二戒=神への愛+隣人愛のセットと、黄金律の文言を確実に。
選択肢の確認
①「苦行によって肉体を苦しめることと、世俗を離れて隠遁することである」
❌ 誤り。
誤答理由: 苦行や隠遁はイエスの教えの中心ではない。イエスは人々の間で愛の実践を説いたのであり、二戒の内容とも異なる。
②「心を尽くして神を愛することと、隣人を自分自身のように愛することである」
✅ 正しい。
正解。イエスは律法の要として、心を尽くして神を愛することと、隣人を自分自身のように愛することの二戒を挙げた。
③「断食を厳格に行うことと、安息日にいっさいの労働をしないことである」
❌ 誤り。
誤答理由: 断食や安息日規定の形式的な厳守は、イエスが批判した律法主義の側の態度であり、律法の要とされた二戒ではない。
④「国家の法律に服従することと、納税の義務を果たすことである」
❌ 誤り。
誤答理由: 国法への服従と納税は世俗の義務であり、イエスが律法全体の要とした神への愛と隣人愛の二戒とは別の事柄である。
覚えるポイント
- 律法の要は神への愛と隣人愛の二戒
- 隣人愛は民族や敵味方の枠を超える
- 黄金律=人にしてほしいことを人にもせよ
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。