RN4-007公共・倫理 対策問題

倫理A 人間としての在り方生き方(3) キリスト教とイスラーム

イエスとパリサイ派の対立についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

律法の外面的な遵守を誇り罪人を差別するパリサイ派の偽善を批判し、安息日は人のためにあると説いた

この問題のポイント

イエスとパリサイ派の対立点を問う問題。どちらが律法の形式を重んじ、どちらが精神を重んじたかの向きを間違えないこと。

解説

パリサイ派は、律法を厳格に守ることを重んじたユダヤ教の一派である。彼らは律法の細かな規定の外面的な遵守を誇り、律法を守れない病人・貧者・徴税人らを罪人として見下した。
イエスはこの態度を偽善として厳しく批判した。安息日に病人をいやして非難された際には、「安息日は人のために設けられたのであって、人が安息日のためにあるのではない」(要旨)と述べ、律法の目的が人間の救いにあることを明らかにした。
またイエスは、差別されていた徴税人や罪人とともに食事をし、神の愛がまさにこうした人々にも注がれることを行動で示した。
こうした活動はユダヤ教指導層との対立を深め、イエスはローマへの反逆者として告発され、十字架にかけられた。

ひっかけポイント
パリサイ派=律法軽視、イエス=厳格主義という向きの逆転が定番の誤り。イエスの運動は武力による政治的独立運動でもない。

選択肢の確認

①「律法の外面的な遵守を誇り罪人を差別するパリサイ派の偽善を批判し、安息日は人のためにあると説いた」
正しい。
正解。イエスは律法の外面的遵守を誇り罪人を差別するパリサイ派の偽善を批判し、安息日は人のために設けられたと説いた。

②「パリサイ派が律法を軽視したため、イエスは律法の字句どおりの厳守を彼らに要求した」
誤り。
誤答理由: 向きが逆である。パリサイ派こそ律法の厳格な遵守を誇った人々であり、イエスは字句どおりの遵守よりも律法の精神を重んじた。

③「イエスはパリサイ派とともにローマへの武力反乱を計画し、政治的独立を目指した」
誤り。
誤答理由: イエスの活動は武力による政治的独立運動ではない。ローマへの反逆者として処刑されたが、それは告発の口実であった。

④「パリサイ派は徴税人や罪人と積極的に交わり、イエスはそれを批判した」
誤り。
誤答理由: 徴税人や罪人と積極的に交わったのはイエスの側であり、パリサイ派はそれを非難した。両者の立場が入れ替わっている。

覚えるポイント

  • パリサイ派は律法の外面的遵守を誇り罪人を差別
  • イエスは偽善を批判し、安息日は人のためと説いた
  • 徴税人・罪人との交わりが神の愛を示した

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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