KZ-R8T-04|地理総合・地理探究 対策問題
図では震源が深さ30km以上と30km未満に分けて示されている。震源の深さとプレート境界の関係に関する知識として最も適切なものはどれか。

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正解: 4
正解
海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む海溝付近では、境界から大陸側へ向かうにつれて震源が次第に深くなる
この問題のポイント
プレート境界の型(狭まる・広がる)と震源の深さの対応を問う。沈み込みに伴って震源が深くなる仕組みが核心。
解説
プレート境界には、プレートが互いに近づく狭まる境界、遠ざかる広がる境界、すれ違うずれる境界の3タイプがある。
狭まる境界のうち、密度の大きい海洋プレートが大陸プレートの下へ沈み込む場所には海溝が形成される。沈み込むプレートの面に沿って地震が発生するため、海溝付近では浅い地震が、大陸側へ向かうほど深い地震が起こる。震源は深さ数百kmに達することもあり、日本列島の下でもこの傾斜した震源分布がみられる。
一方、広がる境界(海嶺)では、マグマの上昇により新しいプレートが作られる。ここで発生する地震は浅いものに限られ、深発地震は起こらない。
したがって、震源を深さ別に示した分布図では、浅い地震と深い地震が帯状に並ぶ範囲は沈み込み帯、浅い地震だけが線状に並ぶ範囲は海嶺と推定できる。
ひっかけポイント
深発地震が起こるのは沈み込み帯だけで、海嶺では浅い地震のみ。この対応の入れ替えが定番の引っかけである。
選択肢の確認
①「海嶺などの広がる境界では、深さ数百kmの深発地震が最も多く発生する」
❌ 誤り。
誤答理由: 海嶺などの広がる境界で発生する地震は浅いものに限られる。深発地震が多発するのは沈み込み帯であり、境界の型と震源の深さの対応が逆である。
②「地震はプレートの内部でのみ発生し、プレートの境界付近ではほとんど起こらない」
❌ 誤り。
誤答理由: 地震はプレート境界付近に集中して発生する。境界でほとんど起きないという記述は分布の大原則に反する。
③「沈み込み帯で発生する地震の震源は、すべて深さ30km未満に限られる」
❌ 誤り。
誤答理由: 沈み込み帯では深さ数百kmに達する深発地震も発生する。すべて30km未満という限定は誤りである。
④「海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む海溝付近では、境界から大陸側へ向かうにつれて震源が次第に深くなる」
✅ 正しい。
正解。沈み込み帯では沈み込むプレートの面に沿って地震が起こるため、海溝付近で浅く、大陸側へ向かうほど震源が深くなる。
覚えるポイント
- 沈み込み帯では海溝から大陸側へ震源が深くなる
- 海嶺(広がる境界)の地震は浅いものに限られる
- 深発地震の有無は境界のタイプを見分ける手がかり
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。