SG-B4-02地理総合・地理探究 対策問題

地理総合C 持続可能な地域づくりと私たち(1) 自然環境と防災

ハザードマップについての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

自然災害による被害の想定区域や避難場所・避難経路などを示した地図で、洪水・津波・火山噴火など災害の種類ごとに作成される

この問題のポイント

ハザードマップの定義と使い方の注意点を問う。「将来の被害想定+避難情報を示す主題図」であり、想定には限界があるという2点で解ける。

解説

ハザードマップ(防災地図)は、自然災害が発生した場合に被害が想定される区域と、避難場所・避難経路などの防災情報を示した地図である。
洪水・内水氾濫・高潮・津波・土砂災害・火山噴火など、災害の種類ごとに作成される。たとえば洪水ハザードマップは河川の氾濫で想定される浸水の範囲と深さを、火山のハザードマップは溶岩流や火砕流の到達範囲を示す。
作成の中心となるのは住民に最も身近な市町村であり、国は国土交通省のハザードマップポータルサイトなどで全国の情報をまとめて公開している。地形分類などの地理情報を重ね合わせて作られており、GIS活用の代表例でもある。
利用上の注意として、ハザードマップは一定の条件を仮定した想定にすぎず、想定を超える災害は起こりうる。想定区域外だから絶対に安全とはいえないことを理解し、日頃から自宅や学校周辺の危険性と避難行動を確認しておくことが防災の第一歩となる。

ひっかけポイント
「過去の記録のみ」「区域外は絶対安全」が典型的な誤り。ハザードマップは将来の想定を示すものであり、想定外の災害がありうるという限界の理解まで問われる。

選択肢の確認

①「自然災害による被害の想定区域や避難場所・避難経路などを示した地図で、洪水・津波・火山噴火など災害の種類ごとに作成される」
正しい。
正解。ハザードマップは災害の被害想定区域と避難場所・避難経路を示す主題図で、洪水・津波・火山噴火など災害の種類ごとに作成される。

②「過去に発生した災害の記録だけを示した地図であり、将来の被害の想定は含まれない」
誤り。
誤答理由: ハザードマップの中心は将来の災害の被害想定であり、過去の記録だけを示すものではない。

③「ハザードマップは国のみが作成するもので、市町村が作成・公表することはない」
誤り。
誤答理由: ハザードマップは住民に身近な市町村が中心となって作成・公表しており、国はポータルサイトなどで情報をまとめて提供している。

④「ハザードマップで被害想定区域の外にある場所では、災害の被害を受けることは絶対にない」
誤り。
誤答理由: ハザードマップは一定の条件を仮定した想定にすぎず、想定を超える災害は起こりうる。区域外なら絶対安全という理解は危険である。

覚えるポイント

  • ハザードマップ=被害想定区域+避難場所・経路を示す主題図
  • 洪水・津波・火山など災害の種類ごとに市町村が中心となり作成
  • 想定には限界があり、区域外でも被害はありうる

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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