SG3-012|地理総合・地理探究 対策問題
ハザードマップについての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
自然災害の被害想定区域や避難場所・避難経路を地図上に示したもので、災害への備えに活用される
この問題のポイント
ハザードマップの内容と使い方、そして「想定にすぎない」という限界の理解を問う。
解説
ハザードマップ(防災地図)は、洪水・内水・高潮・津波・土砂災害・火山などの災害ごとに、被害が想定される区域と避難場所・避難経路などの防災情報を地図に示したものである。
市区町村が作成して各世帯に配布するほか、国土交通省の重ねるハザードマップではインターネット上で各種の災害リスクを地図に重ねて確認できる。
活用の要点は次のとおりである。
- 自宅・学校・職場についてどの災害の危険があるかを事前に確認する
- 避難場所までの経路を実際に歩き、危険箇所を点検しておく
- 浸水の深さの想定から、立ち退き避難か上階への避難かを考えておく
ただしハザードマップは一定の条件で計算した想定であり、想定を超える災害は起こり得る。東日本大震災では浸水想定区域外でも被害が出た。「色が塗られていない場所=安全」ではないことを理解して使うことが重要である。
ひっかけポイント
「想定区域外なら絶対安全」という読み方が最大の落とし穴。ハザードマップは公開資料であり、だれでも入手・閲覧できる点も基本知識。
選択肢の確認
①「過去に起きた災害だけを記録した地図で、将来の被害予測は示されていない」
❌ 誤り。
誤答理由: ハザードマップの中心は将来の被害の想定であり、過去の記録だけの地図ではない。
②「浸水想定区域の外に住んでいれば、避難の必要は一切ないことを保証する地図である」
❌ 誤り。
誤答理由: 想定は一定条件での計算にすぎず、想定区域外でも被害は起こり得る。安全の保証と読むのは最も危険な誤解である。
③「国家機密にあたるため、一般の住民は閲覧することができない」
❌ 誤り。
誤答理由: ハザードマップは住民に広く公開・配布される資料であり、機密ではなく誰でも閲覧できる。
④「自然災害の被害想定区域や避難場所・避難経路を地図上に示したもので、災害への備えに活用される」
✅ 正しい。
正解。ハザードマップは災害ごとの被害想定区域と避難場所・経路を示した防災地図で、市区町村の配布や重ねるハザードマップで確認でき、事前の備えに使う。
覚えるポイント
- 被害想定区域と避難場所・経路を示す防災地図
- 重ねるハザードマップなどで誰でも確認できる
- あくまで想定であり、想定外の災害も起こり得る
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。