SG3-011地理総合・地理探究 対策問題

地理総合C 持続可能な地域づくりと私たち(1) 自然環境と防災

土砂災害の種類についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

土石流は大雨で水を含んだ土砂が谷沿いを高速で流れ下る現象で、扇状地の谷の出口では特に警戒が必要である

この問題のポイント

土砂災害の3類型(土石流・がけ崩れ・地すべり)の区別を問う。速度・場所・規模の違いで整理する。

解説

土砂災害は主に3つに分類される。

  • 土石流: 大雨で大量の水を含んだ土砂や石が、谷沿いを時速数十キロの高速で流れ下る現象。谷の出口に発達した扇状地上の集落は直撃を受けやすい
  • がけ崩れ(急傾斜地崩壊): 大雨や地震をきっかけに急斜面が突然崩れ落ちる現象。範囲は狭いが速度が速く、がけ下の家屋は逃げる間もなく被災しやすい
  • 地すべり: 粘土層などのすべり面の上を、広い範囲の斜面がゆっくり動く現象。速度は遅いが規模が大きく、家屋や道路・農地をまるごと破壊する
    都道府県は危険な区域を**土砂災害警戒区域(通称イエローゾーン)・土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)**に指定し、ハザードマップで公表している。大雨の際には土砂災害警戒情報が発表され、崖や谷筋から離れた早めの避難が求められる。

ひっかけポイント
「速い・狭い」がけ崩れと「遅い・広い」地すべりの速度の入れ替えが定番。土石流は谷筋・扇状地、がけ崩れは急斜面直下、と地形との対応も問われる。

選択肢の確認

①「土石流は大雨で水を含んだ土砂が谷沿いを高速で流れ下る現象で、扇状地の谷の出口では特に警戒が必要である」
正しい。
正解。土石流は水を含んだ土砂が谷沿いを高速で流下する現象で、谷の出口にあたる扇状地の集落は直撃を受けやすく特に警戒が必要である。

②「がけ崩れは緩やかな斜面が数年かけてゆっくり動く現象である」
誤り。
誤答理由: 緩斜面がゆっくり動くのは地すべりの特徴である。がけ崩れは急斜面が突然崩れ落ちる速い現象で説明が逆である。

③「地すべりは急斜面が大雨の直後に一瞬で崩れ落ちる現象である」
誤り。
誤答理由: 一瞬で崩れるのはがけ崩れの特徴である。地すべりはすべり面の上を広範囲がゆっくり動く現象で速度の説明が逆である。

④「土石流は乾燥した晴天の日に最も発生しやすい」
誤り。
誤答理由: 土石流の引き金は大雨による水分の供給であり、晴天時ではなく豪雨時に発生しやすい。

覚えるポイント

  • 土石流は谷沿いを高速流下、扇状地の谷出口が危険
  • がけ崩れは急斜面の突発的崩壊、地すべりは緩慢で大規模
  • 警戒区域(イエロー・レッドゾーン)の指定制度がある

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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