SG-C1-01地理総合・地理探究 対策問題

地理総合C 持続可能な地域づくりと私たち(1) 自然環境と防災

災害への備えについての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

自分や家族の身を自分で守る自助、地域住民が互いに助け合う共助、行政による救助・支援である公助を組み合わせることが重要である

この問題のポイント

防災の基本概念である自助・共助・公助の定義を問う。「自分=自助、地域=共助、行政=公助」という主体の対応がわかれば解ける。

解説

災害の多い日本では、被害を減らすために三つの働きを組み合わせることが重視されている。

  • 自助:自分と家族の安全を自分で守ること。食料や水の備蓄、家具の固定、ハザードマップによる危険の確認、避難場所・経路の確認などが該当する
  • 共助地域の住民どうしが助け合うこと。自主防災組織の活動、避難の声かけ、避難所の運営協力などが該当する
  • 公助国や地方公共団体などの行政が行う救助・支援。堤防などの防災施設の整備、警報の発表、消防・自衛隊による救助、避難所の設置などが該当する
    阪神・淡路大震災では、倒壊した建物から救出された人の多くが家族や近隣住民によって助け出されたと報告され、共助の重要性が広く認識された。大規模災害の直後は公助が全員に行き届かないため、自助・共助が生死を分けることがある。
    災害を完全に防ぐことはできないが、被害をできるだけ減らす減災の考え方に立ち、三者を組み合わせた備えが求められている。

ひっかけポイント
自助・共助・公助の主体の入れ替えが定番。行政の救助は公助であり自助ではない。「公助があるから個人の備えは不要」という選択肢は、大規模災害時の公助の限界を無視しており誤り。

選択肢の確認

①「大規模災害の直後でも行政がすべての被災者を直ちに支援できるため、個人による備蓄や避難の準備は必要ない」
誤り。
誤答理由: 大規模災害の直後は行政の支援(公助)が全員には行き届かないため、個人の備蓄や避難準備といった自助が不可欠である。

②「自助とは、消防や自衛隊など行政機関が行う救助活動のことを指す」
誤り。
誤答理由: 消防や自衛隊など行政機関の救助は公助にあたる。自助は自分と家族の安全を自分で守る行動を指す。

③「共助とは、国が地方公共団体を財政面から支援することを指す」
誤り。
誤答理由: 共助は地域住民どうしの助け合いを指す言葉であり、国と地方公共団体の財政関係のことではない。

④「自分や家族の身を自分で守る自助、地域住民が互いに助け合う共助、行政による救助・支援である公助を組み合わせることが重要である」
正しい。
正解。自分と家族を守る自助、地域で助け合う共助、行政による公助の3つを組み合わせることが防災の基本とされている。

覚えるポイント

  • 自助=自分・家族、共助=地域、公助=行政
  • 大規模災害直後は公助に限界→自助・共助が重要
  • 防ぎきれない災害には減災の発想で備える

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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