SG2-A02地理総合・地理探究 対策問題

地理総合A 地図や地理情報システムで捉える現代世界(1) 地図・GISと現代世界

メルカトル図法の地図上での航路の表され方として最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

2地点を結ぶ直線は等角航路を表し、最短経路である大圏航路は高緯度側に膨らんだ曲線として表される

この問題のポイント

メルカトル図法上の等角航路と大圏航路の見え方を問う。「直線=等角航路」「大圏航路=高緯度側に膨らむ曲線」という対応がわかれば解ける。

解説

等角航路は経線と常に一定の角度で交わりながら進む航路であり、正角図法であるメルカトル図法上では直線で表される。羅針盤の方位を一定に保てば目的地に着けるため航海に便利だが、最短経路ではない
地球上の2地点間の最短経路は大圏航路(地球の中心を通る平面で切った大円に沿う経路)である。メルカトル図法は高緯度ほど拡大されるため、大圏航路は地図上では直線にならず、高緯度側に弓なりに膨らんだ曲線として描かれる。東京からサンフランシスコへ向かう航空機が、地図上の直線よりも北寄りのアリューシャン列島方面を飛ぶのはこのためである。
逆に、正距方位図法では図の中心からの直線が大圏航路を表す。同じ航路でも図法によって見え方が変わることを理解し、「どの図法で何が直線になるか」を整理しておくことが重要である。ただし両航路が一致する場合(赤道上や同一経線上の移動)もある。

ひっかけポイント
「地図上の直線=最短」という直感が誤りのもと。メルカトル図法の直線は等角航路であり、最短の大圏航路はより高緯度を通る。両者の役割を入れ替えた選択肢が定番。

選択肢の確認

①「2地点を結ぶ直線は等角航路を表し、最短経路である大圏航路は高緯度側に膨らんだ曲線として表される」
正しい。
正解。メルカトル図法上の直線は等角航路を表し、最短経路の大圏航路は高緯度側に膨らんだ曲線として描かれる。航空機の経路が北寄りに見えるのはこのためである。

②「2地点を結ぶ直線は大圏航路を表し、等角航路は低緯度側に膨らんだ曲線として表される」
誤り。
誤答理由: 直線と曲線の対応が逆である。メルカトル図法の直線は等角航路であり、大圏航路の方が曲線になる。

③「等角航路と大圏航路は、メルカトル図法上ではどちらも常に同じ直線として表される」
誤り。
誤答理由: 等角航路と大圏航路は一般に一致しない別の経路であり、常に同じ直線になるという説明は誤りである。

④「メルカトル図法上では、等角航路も大圏航路も描くことはできない」
誤り。
誤答理由: メルカトル図法上でも両航路は作図でき、等角航路は直線、大圏航路は曲線として描かれる。

覚えるポイント

  • メルカトル図法の直線=等角航路(最短ではない)
  • 大圏航路は高緯度側に膨らんだ曲線に見える
  • 正距方位図法では中心からの直線が大圏航路

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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