SG2-A03|地理総合・地理探究 対策問題
東京を中心とする正距方位図法の地図の読み取り方として最も適切なものはどれか。
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正解: 4
正解
東京から任意の都市までの距離と方位を正しく読み取ることができ、図の最も外側の円は東京の対蹠点にあたる
この問題のポイント
正距方位図法の読図を問う。「中心からの距離・方位のみ正しい」「外周の円=対蹠点」という2つの約束事がわかれば解ける。
解説
東京中心の正距方位図法では、性質はすべて中心の東京を基準に成り立つ。
- 東京と任意の地点を結ぶ直線は**大圏航路(最短経路)**を表す
- その直線の長さから正しい距離が、直線の向きから正しい方位が読み取れる
- 地図の最も外側の円は、東京から最も遠い地点、すなわち地球上で正反対の位置にある対蹠点(南アメリカ大陸沖の南大西洋付近)を表す。中心から外周までがちょうど地球半周の約2万キロメートルである
一方、中心以外の2地点間(たとえばロンドンとニューヨークの間)の距離や方位は正しく読み取れない。また面積や形のひずみは周辺部ほど大きく、正積性もない。
方位の読み取りでは、「東京から真東に進むと南アメリカ方面に至る」のように、緯線に沿って進むのとは異なる結果になることが頻出の論点である。
ひっかけポイント
「中心以外の2地点間も正しい」とする拡大解釈が最頻出の誤り。また中心からの最短経路は「直線」であり、曲線とする説明はメルカトル図法上の大圏航路との混同である。
選択肢の確認
①「ロンドンとニューヨークの間の距離も、この地図上で正しく読み取ることができる」
❌ 誤り。
誤答理由: 距離が正しく読み取れるのは中心の東京からのみであり、ロンドンとニューヨークのような中心以外の2地点間では正しくない。
②「東京からの最短経路は、この地図上では曲線として表される」
❌ 誤り。
誤答理由: 中心からの最短経路(大圏航路)はこの図法では直線で表される。曲線になるのはメルカトル図法上の大圏航路である。
③「この地図では、すべての大陸の面積が正しく表される」
❌ 誤り。
誤答理由: 正距方位図法に正積性はなく、周辺部ほど形も面積も大きくゆがむ。
④「東京から任意の都市までの距離と方位を正しく読み取ることができ、図の最も外側の円は東京の対蹠点にあたる」
✅ 正しい。
正解。正距方位図法では中心(東京)からの距離・方位が正しく、外周の円は中心の正反対にある対蹠点を表す。中心から外周までは地球半周の約2万キロメートルである。
覚えるポイント
- 距離・方位が正しいのは中心(東京)からのみ
- 中心からの直線=大圏航路、外周の円=対蹠点
- 中心から外周までは地球半周の約2万キロメートル
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。