SG-A2-01地理総合・地理探究 対策問題

地理総合A 地図や地理情報システムで捉える現代世界(1) 地図・GISと現代世界

正距方位図法の説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

図の中心から任意の地点までの距離と方位が正しく、中心からの直線は最短経路である大圏航路を表す

この問題のポイント

正距方位図法の性質を問う。距離と方位が正しいのは「中心から」だけであり、任意の2地点間ではないという限定条件が判断の軸になる。

解説

正距方位図法は、図の中心から任意の地点までの距離と方位が正しく表される図法である。中心と任意の地点を結ぶ直線は、地球上の最短経路である大圏航路を表す。
この性質から、特定の都市を中心とした航空図や、国際連合の旗のデザイン(北極中心の正距方位図法)に利用されている。東京中心の正距方位図法を使えば、東京から各都市への方位と距離を直線で読み取ることができる。
注意すべきは、距離と方位が正しいのはあくまで中心からのみという点である。中心以外の2地点間の距離や方位は正しく表されない。また、図の周辺部ほど形のゆがみが大きくなり、中心の正反対の地点(対蹠点)は円周として表される。
地図はすべて球面を平面に写すため、距離・方位・角度・面積のすべてを同時に正しく表すことはできない。目的に応じた図法の選択が必要である。

ひっかけポイント
「任意の2地点間で距離・方位が正しい」は誤りで、正しいのは中心からのみ。等角航路が直線なのはメルカトル図法、正積性が必要な分布図にはモルワイデ図法などの正積図法を使う。

選択肢の確認

①「図の中心から任意の地点までの距離と方位が正しく、中心からの直線は最短経路である大圏航路を表す」
正しい。
正解。正距方位図法は中心からの距離と方位が正しく、中心と任意の地点を結ぶ直線が大圏航路(最短経路)を表すため、航空図などに利用される。

②「図上の任意の2地点間の距離と方位が、どこでも正しく表される」
誤り。
誤答理由: 距離と方位が正しいのは図の中心からのみであり、中心以外の任意の2地点間では正しく表されない。

③「経線と一定の角度で交わる等角航路が直線で表されるため、海図に利用される」
誤り。
誤答理由: 等角航路が直線で表され海図に使われるのはメルカトル図法の性質である。

④「面積が正しく表されるため、分布図の作成に最も適している」
誤り。
誤答理由: 正距方位図法には正積性はなく、周辺部ほど面積のゆがみが大きい。分布図にはモルワイデ図法などの正積図法が適する。

覚えるポイント

  • 正距方位図法は中心からの距離・方位が正しい
  • 中心からの直線=大圏航路(最短経路)→航空図に利用
  • 中心以外の2地点間では距離・方位は正しくない

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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