SG2-A04|地理総合・地理探究 対策問題
モルワイデ図法の説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 3
正解
面積が正しく表される正積図法であり、人口や植生などの分布図の作成に適している
この問題のポイント
モルワイデ図法の性質と用途を問う。「正積図法=分布図に適する」という図法と用途の対応がわかれば解ける。
解説
モルワイデ図法は、地図上の面積の比が実際の面積の比と等しくなる正積図法の代表である。全体が楕円形に描かれ、緯線は水平な直線、中央経線以外の経線は曲線で表される。高緯度までひずみが比較的小さく整った形で世界全体を描けるため、世界地図に広く使われる。
正積図法が重要なのは、分布図を描くときである。人口分布・植生・土地利用・気候区分などを面積のゆがんだ地図に描くと、高緯度の現象が実際より広く(または狭く)見えて、分布の正しい比較ができない。面積が正しいからこそ、密度や広がりをそのまま比べられるのである。
対照的に、メルカトル図法は角度が正しい正角図法で海図向き、正距方位図法は中心からの距離・方位が正しく航空図向きである。地図は「正積・正角・正距・方位」のすべてを同時には満たせないため、目的に応じて図法を選ぶことが地図活用の大原則となる。
ひっかけポイント
図法と用途の組合せの入れ替えが定番。「分布図=正積図法(モルワイデなど)」「海図=正角のメルカトル」「航空図=正距方位」という3点セットで整理しておく。
選択肢の確認
①「図の中心からの距離と方位が正しく、航空図に利用される」
❌ 誤り。
誤答理由: 中心からの距離と方位が正しく航空図に使われるのは正距方位図法の説明である。
②「高緯度ほど面積が拡大されるため、分布図には適さない」
❌ 誤り。
誤答理由: 高緯度ほど面積が拡大するのはメルカトル図法の欠点である。モルワイデ図法は面積が正しいため分布図に適する。
③「面積が正しく表される正積図法であり、人口や植生などの分布図の作成に適している」
✅ 正しい。
正解。モルワイデ図法は面積の比が正しい正積図法であり、人口・植生・気候区分など分布図の作成に適している。
④「角度が正しく表される正角図法であり、海図として利用されてきた」
❌ 誤り。
誤答理由: 角度が正しく海図に使われるのは正角図法のメルカトル図法である。モルワイデ図法は正積図法で性質が異なる。
覚えるポイント
- モルワイデ図法=正積図法、楕円形の世界地図
- 分布図には面積の正しい正積図法を使う
- すべての性質を満たす図法は存在しない
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。