SG2-A07地理総合・地理探究 対策問題

地理総合A 地図や地理情報システムで捉える現代世界(1) 地図・GISと現代世界

地形図の等高線の読み取り方として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

等高線の間隔が狭い場所ほど傾斜が急であり、等高線が標高の高い方へ張り出している場所は谷である

この問題のポイント

等高線から傾斜と尾根・谷を読み取れるかを問う。「間隔が狭い=急傾斜」「高い方へ食い込む=谷、低い方へ張り出す=尾根」の2原則で解ける。

解説

等高線は同じ標高の地点を結んだ線であり、その形と間隔から地形を立体的に読み取ることができる。
第一の原則は傾斜である。等高線の間隔が狭いほど、短い水平距離で高度が変わるので傾斜は急、間隔が広いほど緩やかである。
第二の原則は尾根と谷の区別である。等高線が標高の高い方へ食い込む(張り出す)形の場所は、周囲より低いであり、水が集まって流れる。逆に標高の低い方へ張り出す場所は、周囲より高い尾根である。谷は集中豪雨の際に土石流の通り道となりやすく、尾根は水はけがよいなど、防災上の読み取りにも直結する。
また等高線には「同じ標高の線は必ず閉じる」「異なる標高の線は交わらない・枝分かれしない」(崖などの例外を除く)という性質がある。標高点や三角点・水準点の数値とあわせ、等高線の読図は地形図活用の中核である。

ひっかけポイント
間隔と傾斜の関係の逆転、尾根と谷の張り出す向きの逆転が定番。「高い方へ食い込むのが谷」と、水の流れを思い浮かべて判断する。

選択肢の確認

①「等高線の間隔が狭い場所ほど傾斜は緩やかである」
誤り。
誤答理由: 間隔と傾斜の関係が逆である。間隔が狭いことは短い距離で高度が変わることを意味し、傾斜は急になる。

②「等高線が標高の低い方へ張り出している場所は谷である」
誤り。
誤答理由: 低い方へ張り出すのは尾根の特徴である。谷は等高線が高い方へ食い込む形で表れ、水が集まる場所となる。

③「等高線は途中で枝分かれしたり、他の等高線と交わったりするのが普通である」
誤り。
誤答理由: 等高線は原則として交わらず枝分かれもしない。異なる標高の線が交わることは崖などの特殊な場合を除いてありえない。

④「等高線の間隔が狭い場所ほど傾斜が急であり、等高線が標高の高い方へ張り出している場所は谷である」
正しい。
正解。等高線の間隔が狭いほど傾斜は急であり、等高線が標高の高い方へ食い込む場所は谷、低い方へ張り出す場所は尾根である。

覚えるポイント

  • 等高線の間隔が狭い=急傾斜、広い=緩傾斜
  • 高い方へ食い込む=谷、低い方へ張り出す=尾根
  • 等高線は原則として交わらず枝分かれしない

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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