SG5-021地理総合・地理探究 対策問題

地理総合B 国際理解と国際協力(1) 生活文化の多様性と国際理解

イスラームの宗派に関する説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

世界のムスリムの大多数はスンナ派で、イランではシーア派が多数を占める

この問題のポイント

イスラーム二大宗派の人口比と分布を問う。多数派のスンナ派と、イランを中心とするシーア派という対応が判断の軸になる。

解説

イスラームは、預言者ムハンマドの後継者をめぐる考え方の違いから、大きく二つの宗派に分かれている。
スンナ派は世界のムスリムの約9割を占める多数派で、サウジアラビアやエジプト、トルコ、インドネシアなど、イスラーム圏の大部分の国で多数を占める。
シーア派は約1割の少数派だが、イランでは国民の大多数を占め、事実上の国教となっている。隣国イラクやアゼルバイジャン、バーレーンでもシーア派が多数である。
この宗派分布は現代の国際関係にも影響しており、スンナ派の大国サウジアラビアとシーア派の大国イランの対立は、ペルシア湾岸地域の緊張の背景の一つとなっている。
なお、宗派は異なっても、六信五行や聖典クルアーンといった信仰の基本は共通している。

ひっかけポイント
多数派と少数派の逆転が定番の型。「イラン=シーア派」を軸に、サウジアラビア・インドネシアなど他の主要国はスンナ派多数と整理しておけば判断できる。

選択肢の確認

①「サウジアラビアはシーア派を国教とする国である」
誤り。
誤答理由: サウジアラビアはスンナ派の国であり、シーア派の大国イランと対立関係にある。両国の宗派を入れ替えた説明である。

②「世界のムスリムの大多数はスンナ派で、イランではシーア派が多数を占める」
正しい。
正解。世界のムスリムの約9割はスンナ派で、シーア派は約1割の少数派だが、イランでは国民の大多数を占める。

③「世界のムスリムの大多数はシーア派で、スンナ派はごく少数である」
誤り。
誤答理由: 多数派と少数派が逆である。シーア派は全体の約1割で、大多数を占めるのはスンナ派である。

④「インドネシアのムスリムはほぼすべてシーア派である」
誤り。
誤答理由: インドネシアのムスリムは大部分がスンナ派である。シーア派が多数を占める代表的な国はイランやイラクである。

覚えるポイント

  • スンナ派が世界のムスリムの約9割を占める多数派
  • シーア派はイランで多数、イラクなどにも分布
  • サウジアラビア(スンナ派)とイラン(シーア派)の対立の背景

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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